「アジアの発展と原子力」講演会のご案内- アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の成果と日本の役割 -
平成17年10月3日
社団法人 日本原子力産業会議 アジア協力センター
21世紀は「アジアの時代」と言われています。世界の人口の約6割が集中するアジアは急速な経済発展期にあり、国民の福祉や生活水準の向上をめざし、農業生産の増大、産業の振興、保健・健康の増進に積極的に取組んでいます。なかでも、中国、韓国、アセアン諸国を中心とする東アジア諸国は、経済発展に伴いエネルギー需要の拡大が予想され、エネルギー確保とともに技術開発や地球環境保全が重要な課題となっています。
アジアの持続可能な発展にとって、原子力技術の利用促進は不可欠な要素となっています。原子力は、発電源としての利用のほか、医学診断や放射線治療、農作物の品種改良、放射線滅菌技術によるバイオ肥料、冷凍魚介類の滅菌、食品照射利用など、アジア各国の幅広い分野で着実に進展しています。
日本は、放射線・アイソトープ利用分野を中心に近隣アジア諸国との国際協力を展開しています。政府主導による「アジア原子力協力フォーラム(FNCA)」体制の下、原子力技術の平和利用と安全確保を目的に8分野12プロジェクト活動を推進し、社会・経済的発展をめざしています。
本講演会では、これまでのFNCA活動の成果や情報を中心に、各界でご活躍中の専門家からアジアの原子力・放射線利用の現状や将来展望をご紹介いただく予定です。この機会に多くの方々にご来場賜り、原子力技術に関する理解を深めていただければ幸いです。
記
講演テーマ
- アジアの発展に原子力技術は役立つか −FNCAの成果と日本の役割−
- 町 末男 氏(原子力委員会 委員・FNCA日本コーディネーター)
- アジアにおける国民の健康と放射線治療
- 辻井博彦 氏((独)放射線医学総合研究所重粒子医科学センター長)
- 巨大人口を抱えるアジアの食糧確保と放射線品種改良の活用
- 中川 仁 氏((独)農業生物資源研究所 放射線育種場長)
- 中国における放射線利用の現状
- Ni Meinan(倪 嵋楠)氏 (中国原子能科学研究院)
- エネルギーの需要が急増するアジアの持続的発展の戦略
- 藤冨正晴 氏((財)日本エネルギー経済研究所常務理事・アジア太平洋エネルギー研究センター長)
日 時: | 平成17年10月28日(金) 14:30〜17:20 |
場 所: | 航空会館 大ホール 東京都港区新橋1-18-1 航空会館7階 |
主 催: | 文部科学省 |
参加費: | 無料(事前申込みが必要です。会場の定員 (定員約200名)になり次第締めきります。) |
事務局: | 社団法人日本原子力産業会議 アジア協力センター 担当:江尻 TEL:03-5777-0753 FAX:03-5777-0757 東京都港区芝大門1-2-13 第一丁子家ビル(〒105-8865) ホームページ:http://www.fnca.jp/ e-mail:t-ejiri@jaif.or.jp |
以上
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