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[原子力産業新聞] 2009年2月19日 第2466号 <4面>

WNU4名派遣確定 原産協会 国際人育成に注力

原産協会は「向坊隆記念国際人育成事業」を創設し、最初の事業として7月に英国オックスフォード大学で開かれる世界原子力大学(WNU)の夏季研修に若手受講生4名の派遣を計画していたが、このほどこの4名がWNU側の審査にも合格し参加が確定した。

WNUの夏季研修に参加するのは、貝森公大氏(日立GEニュークリア・エナジー)、鶴田健介氏(東京電力)、中里道氏(三菱重工業)、松澤幹浩氏(中部電力)の4名。原産協会では3月19日に、同研修のいままでの参加者や講師などを務めた人なども交えて、準備会合を開き、事前の情報交換を図る。各自に夏季研修参加費1万500ユーロ(往復の旅費は別)を支給する。

夏季研修には、各国から毎回100名程度が参加するが、原子力先進国でありながら、日本からは今までの4回で計6名。特に産業界からは2名という少なさだった。

WNUの今年の夏季研修は7月5日から8月15日の6週間にわたって、英国オックスフォード大学で開かれ、例年、三十数か国から100名程度の30歳前後の実務経験者らが参加し、国際機関や各国リーダーから直接講演を聞き、少人数での議論を経て、自らの結論を皆にプレゼンテーションする合宿形式の研修。課題解決能力と同世代の次期リーダー間のネットワーク構築が目的。研修はすべて英語で行われる。


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