[原子力産業新聞] 2006年3月16日 第2323号 <3面>

[米NRC] スカルバレー中間貯蔵に許可

 米原子力規制委員会(NRC)は2月21日、プライベート・フュエル・ストレージ社(PFS)がユタ州スカルバレーで計画中の使用済み燃料中間貯蔵施設の建設・操業認可を発給した。スカルバレー中間貯蔵施設では、ユッカマウンテン最終処分場が操業開始するまで、約4万4,000トンの使用済み燃料が地上で中間貯蔵される計画だ。

 PFSは、エクセル・エナジー社、アメリカン・エレクトリックパワー社等の電力8社が共同出資する。

 しかし昨年12月、8社中4社が追加投資の中止を決定しており、今後の資金供給計画は不透明。また、地元ユタ州の強硬な反対姿勢やキャスク搬入線問題など、プロジェクトは先が見えない状態が続いている。


Copyright (C) 2005 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.