カザスフスタン共和国政府の原子力関係者との懇談会
カザスフスタン共和国政府の原子力関係者一行(*)を招き、当協会は2月3日、懇談会を開催しました。
(*)社団法人ロシアNIS貿易会(ROTOBO)が平成20年度より実施する、原子力関連産業に携わる人材育成事業(経済産業省委託)として来日したもので、ドンバエフ産業・新技術省原子力委員会分析・監督部部長を団長に、国立原子力センター他、関係省庁の現地政策担当者ら計10名から構成。
一行は、自国の原子力産業の発展に係わる政策立案や人材育成等に活かすため、日本の政府、原子力関係機関・団体を訪問し、日本における原子力およびその関連産業にかかわる様々な政策、原子力およびその裾野産業発展における政府の役割や原子力産業界の構造と特色について研修を受けました。滞在プログラム初日、当協会のスタッフより、日本の原子力政策と原子力産業に関する基調講義を受講しました。
懇談会では、日本側から電力会社、メーカー、商社、原子力機関の関係者が出席する中、カザフスタン国立原子力センターのムクシェバ主任学術秘書より、同国の原子力政策や体制、原子力産業や研究開発、原子力応用技術についての紹介のほか、セミパランチンスクの核実験場における復旧事業や放射能影響調査の実施、核不拡散への取り組みなど、幅広い分野にわたって説明がありました。
新技術導入による産業構造改革を進めるカザフスタンでは、原子力においても例外ではなく、カザフスタン国側で批准手続が近く完了する見通しとなっている日本とカザフスタンの政府間原子力協定の発効とそれに続く具体的ビジネスの進展への期待を寄せました。
医療用放射性同位体の生産にも取り組んでおり、世界的な供給不足となっているモリブデン99についても製造技術を有し、許認可手続を経た後、核医学センターで生産体制を整えていくとして、海外からの投資も歓迎する意向を示しました。
また、カザフスタンにおいても原子力分野における人材育成は焦眉の課題であり、国立原子力センターが中心となり、セミパラチンスク大学に専門家育成のための専攻コースを設置、近隣のロシアの大学やチェコの大学等とも協力連携をしながら進めていると紹介しました。
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沸騰水型原子炉
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高温ガス冷却研究炉IVG.1M
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パルス型黒鉛原子炉IGR
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| 研究炉 |
材料学用トカマク
(熱核融合炉)KTM |
重イオン加速器DC-60 |
(カザフスタン発表資料より)
お問い合わせは、国際部(03−6812−7109)まで
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