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International Meeting for Safety Assurance of Fuel Cycle Industries における共同声明

  1. 本日、英国核燃料会社、COGEMA、GEニュクリア社、日本ニュクリア・フユエル(株)、三菱マテリアル(株)、三菱原子燃料(株)、原子燃料工業 (株)、住友金属鉱山(株)、の代表者は、一堂に会合し、東海村で発生した事故のレビューを行った。参加者が着目したのは、ヒューマンファクターが主原因となって事故にまで発展した今回事件の特徴である。どのような性格のものであれ、非常識な行為がくりかえされ、それが、組織の中まで浸透してしまえば、安全文化は風化し、ついには施設の安全確保システムも機能しなくなってしまう。我々は、このことを教訓として学びとらねばならない。今回の事故を受けて、我々はお互いに協力して、いかなる安全上の盲点の発生をも未然に防止し、燃料サイクル施設における高度の安全性を更に維持向上させるべく努力することを確認した。
  2. 我々は、全ての燃料サイクル産業にとって安全性こそが共通最重要の課題であると認識し、参加者全てが分担・協力して、世界共通の安全文化を強化することが 必要であると同意した。
  3. 我々は、各国、各事業者が持つ様々の経験を交換することを通じて、燃料サイクル施設における共通の原子力安全文化を効果的に育成すべく、そのための手段につき、今後更に議論を深めることとした。
以上

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