[JAIF] 原子力関連ニュース -2001年7月24日 |
第16回 日台原子力安全セミナーの開催について (参加者募集)(社)日本原子力産業会議
近年、原子力発電開発の進展に伴い、原子力の安全確保は国際協力の重要なテーマの1つとなり、いかなる近隣諸国・地域における原子力事故も、ただちにわが国の原子力開発に影響を与えるとの認識から、近隣諸国と協調して安全確保に努めることが必要であるとされている。 そのため当会議は、台湾との間で原子力安全に係る情報・意見の交換、ならびに双方の原子力関係者の交流を図るため、関係機関の協力を得て昭和61年 (1986年) より、「日台原子力安全セミナー」を開催し、双方の関心あるテーマについて論文発表と討論による情報交換を行っている。 台湾では最近、第3 (馬鞍山) 原子力発電所における全電源喪失事故など安全面に関わる問題や、また、民進党への政権交代に伴う第4 (龍門) 原子力発電所建設工事の一時中断や、放射性廃棄物処分場の立地といった政策面での問題など、様々な問題が発生しており、今後原子力開発を進めていく上で、一つの正念場に差し掛かっていると考えられる。そのため、今回のセミナーでは安全分野のみにとどまらず、台湾で問題とされている様々な分野の中から、下記にある5つのテーマを中心に議論を行なうこととした。 なお、本セミナーは開催を始めて以来、政府間で正式な国交を持たない日本と台湾の間で、原子力分野における数少ない情報交換の場としての役目を果たして来ており、双方の専門家どうしの交流もセミナーへの参加を契機として、年々盛んになってきている。 本年、第16回セミナーは下記により10月16日 (火)、17日 (水) の2日間、金沢市において開催され、当会議ではセミナーおよび施設見学への参加者を募集する。
参加希望・お問い合わせは 政策企画本部 まで Tel: 03-3508-7927、 Fax: 03-3508-2094 以上
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