[JAIF]-News 2004年4月16日

日独核エネルギー専門家会議の開催について

平成16年4月16日
電気事業連合会
日本原子力産業会議

(社)日本原子力産業会議は、第1回日独核エネルギー専門家会議を1980(昭和55)年2月に東京で開催して以来、これまでに日独両国相互に14回の会議を開催してきた。一方、電気事業連合会では、1990(平成2)年4月に第1回日独電事連会合をミュンヘンで開催して以来、これも日独両国相互に5回の会議を開催してきた。このたび独側との調整により、上述の2つの会議を合体させ、電気事業連合会と日本原産会議の合同で「日独電力・原子力専門家会合」を開催することとした。

 ドイツでは現在、欧州連合(EU)の経済統合などにより、電力事情が大きく様変わりするとともに、社会民主党(SPD)と緑の党の連立政権の下、原子力発電所の段階的廃止を盛り込んだ改正原子力法が施行され、原子力プロジェクト後退を余儀なくされている。

 一方、ドイツ産業界は電力自由化への対応、原子力発電の経済性維持、経年劣化対策、放射性廃棄物管理、安全技術レベルの維持等の問題を克服し、原子力開発再活性化の道を模索している。

 このような状況に鑑み、「日独電力・原子力専門家会合」では、ドイツにおける最新の電力・原子力事情を把握するとともに、電力自由化問題、バックエンド問題、人材問題・技術伝承など、今後両国が克服してゆく共通の課題について、広範で専門的な意見交換を行う。

1.日 時:平成16年4月26日(月)〜27日(火)2日間
2.場 所:愛知県名古屋市 「名古屋東急ホテル」
3.主 催:電気事業連合会 (社)日本原子力産業会議
4.テーマ::@最近の原子力動向 A電力自由化と原子力 B原子力開発の再活性への過程 C再処理とバックエンド問題 D人材問題と将来技術
5.参加者:別紙のとおり
以 上

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