2014年度の温室効果ガス総排出量、省エネの普及などにより前年度比3.0%減
環境省が11月26日に発表したところによると、2014年度の温室効果ガス総排出量は13億6,500万トン(CO2換算)で、前年度比3.0%減(2005年度比2.2%減、1990年比7.5%増)となった。省エネの普及による電力消費減や、再生可能エネルギーの導入拡大などにより、電力由来のCO2排出量が減少したことによるもの。
既に資源エネルギー庁発表のエネルギー需給実績で示されている通り、エネルギー起源のCO2排出量は11億9,000万トンで前年度比2.4%減で、そのうち、産業部門は同6.5%減、運輸部門は同9.4%減、業務その他部門(商業、サービス等)は同11.0%増、家庭部門は同5.2%増、エネルギー転換部門(発電所等)は同12.1%減となっている。