第4回日英原子力年次対話を開催

2015年11月30日

 第4回日英原子力年次対話が11月24日と25日、英国ロンドンで開催された。
 日本側から中村吉利外務省軍縮不拡散・科学部審議官が、英国側からR.グライムス外務省首席科学顧問が共同議長を務め、日英両国の関係当局および機関が出席して、原子力安全・規制、廃炉・除染、原子力研究開発等、原子力政策全般に関する意見交換を行った。
 この結果を受けて日英両国は、日英共同研究ファンドなどを通じたパートナーシップの拡大や、エネルギー教育での協働、規制および廃炉・除染における両国の良好な関係継続、英国内新規建設計画への日本企業の関与への歓迎などについて、共同で発表した。
 日英原子力年次対話は、2012年4月に来日したD.キャメロン英国首相と野田佳彦首相との首脳会談で発表された共同声明の附属文書として取りまとめられた「日英民生用原子力協力の枠組み」を受け、同年10月に東京で初回を開催して以来、ロンドンと東京で毎年交互に開催されている。次回の年次対話は2016年に東京で開催される。