保安院が柏崎市に耐震センター、新潟工大を研究拠点に 

2009年7月23日

 原子力安全・保安院は9日、新潟工科大学(新潟県柏崎市)に原子力安全基盤機構(JNES)が「柏崎耐震安全センター」を設置すると発表した。

 このほど、新潟工科大学が耐震安全研究拠点の整備を決定したことに合わせ、同研究拠点に「柏崎耐震安全センター」を設置することにしたもの。同センターには運営委員会を設置し、同大学や東京電力とも連携していく。

 具体的には、耐震設計の信頼性の向上に向け、柏崎刈羽原子力発電所周辺で大深度(3000メートル級)への地震計を設置し観測を行うとともに、地震観測ネットワークと接続し、国際的にも最先端の研究を行う。さらに、国際原子力機関(IAEA)などとの研究協力や人材育成プログラムを実施していく方針だ。