原子力産業新聞

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料理を通じ地層処分を理解 NUMO

05 Feb 2024

石川公一

NUMOが紹介する「かぶのミルフィーユキーマカレー」、受験生のお夜食にも

原子力発電環境整備機構(NUMO)は2月5日、料理教室を全国展開する「ABCクッキングスタジオ」とタイアップし、地層処分事業の理解に向けて、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」を切り口とした動画シリーズを公開した。〈NUMO資料は こちら

動画では、「世界で生産されている食料の約3分の1が毎年捨てられている」と、食品ロスの問題から導入。流通業界における食品リサイクルの取組「サーキュラーエコノミー」に触れた上で、原子力発電とも対比し、「生活に身近な食品と電気は同じ」と、エネルギー利用における廃棄物・リサイクルの課題を提起し考えさせる。

初回公開の動画ではまず、出来上がりの断面が地層をイメージする「かぶのミルフィーユキーマカレー」のレシピを紹介し関心を喚起している。

動画シリーズは、次回以降、高レベル放射性廃棄物に関し、地層処分が選ばれた理由・仕組みについても、紹介していく予定だ。

「ABCクッキングスタジオ」は、これまでも、復興庁の企画により、福島県産食材の魅力を全国に発信するオンライン料理ワークショップを開催するなど、被災地の地域振興に向けた取組にも協力してきた。

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