中国 漳州1号機が送電開始
29 Nov 2024
漳州原子力発電所 © CNNC
中国・福建省にある中国核工業集団公司(CNNC)の漳州(Zhangzhou)1号機(PWR=華龍一号(HPR1000)、112.6万kWe)が11月28日、送電を開始した。
同サイト内では、建設中の4基の華龍一号の最初の原子炉である。今後、一連のテストを実施した後、営業運転へ移行する。
CNNCによると、漳州原子力発電所プロジェクトは華龍一号のシリーズ建設の出発点であり、福建省の経済と社会の発展を強力に後押しするものだという。漳州1号機は2019年10月に着工。2号機は2020年9月、漳州第Ⅱ発電所1、2号機はそれぞれ今年2月、9月に着工したばかり。この他、CNNCは「華龍一号」を2基採用した漳州第Ⅲ発電所を計画中である。漳州原子力発電所は、CNNCと中国国電集団(CGC)がそれぞれ51%、49%を所有する合弁企業CNNC-国電漳州エナジー社が運営する。同サイトには当初、米ウェスチングハウス(WE)社製AP1000×6基の建設が計画されていたが、中国が知的財産権を保有する「華龍一号」に変更された。