原子力産業新聞

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満を持して4Gデビューへ

2019.12.17

あなたは覚えているだろうか。PHSを。

「PHSなんて使っている人はもういない。」と多くの人は思っているかもしれない。

しかし、ここにいる。PHSユーザーが。

しかも今まさに、この文章をPHSから書き込んでいる。

さぁ、仰天したまえ。

 

シャープ製のWX04SHという名機。

これはなんと、PHSの電波を使って通信するスマートフォンなのだ。

購入したのは2014年1月。

料金プランは端末代込み、通信し放題の上限なしで、なんと月々1,980円!

そうだそうだ。仰天したまえ!!

 

しかしそろそろ限界がやってきた。

まず、一度も電池交換をしていないので電池がヤバい。

充電100%から1時間少々で1%になる。

OK、仰天を続けて。

 

そして、致命的なのがOS。

Android4.1.2なのだ。

ほとんどのアプリに対応できなくなっている。

LINEにもとうとう見放され、Android 4.3.1以下は新規登録や引き継ぎができないと宣言されてしまった。

twitterもAndroid4.1のサポートは終了している。

 

ここで、何故こんなに古い端末を使い続けるのか?という疑問に答えよう。

それは、スマートフォン型PHSの新しい端末が登場しなかったからだ。

 

しかしもう待ち続けることさえできなくなる。

2020年7月末をもってPHSはサービスを終了してしまうのだ。

万事休す。

 

こうして私は満を持してPHSから4G、つまり第4世代移動通信システムへ移行する。

モバイルブロードバンドを享受する時がやってきたのだ!

(5G?なにそれおいしいの?)

冨野克彦

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