原子力産業新聞

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焼きまんじゅう

2020.02.17

またまた群馬ネタで失礼します。

群馬は言わずと知れた国内有数の小麦の生産地です。生産量は、なんと日本国内で第4位です(政府統計「作物統計調査(平成28年産麦類(子実用)の収穫量)」)。

そんな「小麦大国・群馬」ですから、料理にも小麦を使ったものが多くあります。

有名なのはうどん(伊香保の水沢うどんは日本三大うどんの一つ)、おっきりこみ(山梨のほうとうに似てる)、最近ではパスタ…とお馴染みのものはともかく、今回ご紹介するのは「焼きまんじゅう」。

群馬出身の知人は、日本人ならみな焼きまんじゅうを知っていると思っていたほど群馬県民には常識の食べ物です(焼きまんじゅうをローカルな食べ物とは全く認識していなかったことの方がびっくりですけど)。

この焼きまんじゅう、見た目は、みたらし団子を巨大化したような感じですが、味は全く別ものです。

小麦のまんじゅうをふっくらとふかして、まんじゅう4つを串にさし、味噌に砂糖を入れた甘辛いたれをつけながら、炭火でじっくりと焼き上げていきます。昭和の風情が残る古い小さなお店の中で、出来上がりの待ち時間の間に漂う味噌ベースのたれの香ばしい匂いが何とも言えません。味はどちらかと言うと濃いめですが、心がほっこりする、素朴でどこか懐かしい味です。まんじゅうにあん入り、あんなし両方ありますが、私は断然あんなし派です!

最初、地元の人はお昼ごはんに焼きまんじゅうを買って食べると聞いて、正直心のなかでディスっておりましたが、今では私のなかでも「アリ」です(笑)。1本160円でお財布にもやさしいのが嬉しいです。

最近ではお土産用のパックも売っておりますので、機会があればぜひ群馬県民のソウルフードをご賞味下さい。ちなみに、焼きまんじゅう味のポテトチップスなんかも売っています。

大野薫

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