原子力産業新聞

COP28

グローバル・ストックテイク 28回目となるCOP28開催地はUAEのドバイです。前回のCOP27から持ち越しとなったロス&ダメージ(気候変動の悪影響にともなう損失および損害)対策など、気候変動に関するさまざまなテーマが議論されます。

N4Cイニシアチブ デリバリーチームメンバー募集(※締切りました)

2024/02/28

デリバリーチームについて
欧州原子力学会/欧州原子力協会若年世代ネットワーク (ENS/ENS-YGN) と国際青年原子力会議 (IYNC) は、世界中から若いボランティアを招待し、9か月にわたるNuclear for Climate (N4C) イニシアチブキャンペーン参加の機会を提供します。 N4C イニシアチブキャンペーンは、国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) 締約国会議 (COP) および、その他の気候変動対策関連活動のための、議題の作成と実施(現地活動)に重点を置いています。N4C は、N4C コラボレーション委員会を含むさまざまなパートナーと協力し、イニシアチブの戦略と活動の実施をサポートします。
※デリバリーチーム:特定の目標を達成するために協力して働くグループ

COP29の日程
期間:2024年11月11日~24日
開催地:アゼルバイジャン、バクー

N4Cボランティアの役割
デリバリーチーム(任期:2024 年 4 月から 2025 年 1 月)
・COP29/COY19におけるN4Cイニシアチブのプレゼンスやその他の気候関連活動の計画、準備、協力活動に参加。
・平均的な作業時間は毎週 3 ~ 4 時間。(年間を通じて増減することがあります)

COP29/COY19参加者(任期:2024年9月~12月)
・N4Cイニシアチブ代表団の一員としてCOP29/COY19に参加し、原子力が「他の低炭素技術と並んで気候変動と闘う解決策」であると訴求する。この理念を推進するため、イベント、活動、ディスカッション等に参加。
・本ポジションについては2024 年第 3 四半期に別途採用を実施予定。

詳細情報: デリバリーチームのリーダー
N4CイニシアチブデリバリーチームとCOP29/COY19参加者は、2 人の共同リーダーによって率いられます。それぞれの役割は戦略的なものであり、COP29 および COY19 計画の策定と実施をメインに担当します。共同リーダーは、タスクの委任、チーム管理、意思決定において、デリバリーチームを率います。 共同リーダーの役職は次のとおりで、ENS/ENS-YGN および IYNC によって、この採用プロセスとは別に任命されます。
・デリバリーチームリーダー: デリバリーチームの管理・調整について監督する。
・外部連絡戦略委員長: 新たなコラボレーションの機会を開拓し、関係を確立するための取り組みを主導する。


各デリバリーチームの役割
次に挙げるそれぞれのチームを率い、サポートするメンバーを募集します。

1. コミュニケーション
・コミュニケーション戦略を策定および実行し、N4Cイニシアチブキャンペーンを計画する
・N4Cイニシアチブと、気候変動との闘いにおける原子力の役割への意識を高めるために、ソーシャルメディア、ニュースレターなどのさまざまなチャネルを使用して、キャンペーンを実施するチームを主導/サポートする
・必要に応じて他のチームと協力する

2. 青年会議 (COY)*
・N4C イニシアチブの COY19 への関与に関する戦略を策定する
・COP29 での YOUNGO (UNFCCC 青少年選挙区) のコミュニケーション、イベント、活動をサポートする
・他の青少年団体とパートナーシップを築く
・必要に応じて他のチームと協力する

3. イベント及びアクティビティ
・イベントのテーマ/トピックの選択、講演者の手配、パネルや国連公式サイドイベント等、 COP でのイベントへの申し込みや、COP 前および COP 中のイベント(バーチャルおよび対面)を計画する
・COP29期間中に懇親会を含む活動を企画する
・必要に応じて他のチームと協力する

4. 財務および企業関係
・スポンサー募集及び、スポンサー関連対応、寄付条件の作成を担当する
・会計担当者と連携し、財務を管理する
・必要に応じて他のチームと協力する

5. 開催国の調整**
・実施チーム内で開催国の視点を共有し、アゼルバイジャン政府および地元組織と連携する
・国や地方の組織やNGOとの協力機会についての戦略策定を主導する
・宿泊施設や会場の予約などの手配を調整する
・必要に応じて他のチームと協力する

6. 原子力に関連しない組織・団体への働きかけ
・原子力に関連しない組織と連携するための戦略の策定及び実行
・必要に応じて他のチームと協力する

7. トレーニングと代表団の管理
・COP代表者向けのトレーニング及びブリーフィングを準備する。必要に応じた行動規範の見直しを行い、ボランティア関係資料を作成する。
・N4Cイニシアチブによって提供される研修の管理
・国連オブザーバーの窓口とバッジの割り当てを調整し、COP29において代表団の招致を計画する
・参加者向けバディ制度の設置

8. 研究タスクフォース
・N4C ポジションペーパーのレビュー及び更新
・N4C コンテンツの科学的正しさのピアレビュー
・COP前およびCOP中の気候に関する意思決定をフォローし、N4Cの関与が必要な機会を特定する

* 青年チームのリーダーおよびサポートの役割の場合、候補者は 35 歳未満である必要があります。
* *開催国のリーダーおよびサポートの役割の場合、優先候補者はアゼルバイジャン国民または居住者である必要があります。(アゼルバイジャン居住の学生、またはアゼルバイジャン居住中の個人)

※オープンコールミーティング
本募集についてご質問がある場合は、2024 年 3 月 5 日火曜日午前 8 時 (東部時間) / 午後 2 時 (中央ヨーロッパ時間) / 午後 10 時 (日本時間) に行われるオープンコールにご参加ください。招待状はN4Cのソーシャル メディア プラットフォーム(以下)に表示されます。
X(旧Twitter):https://x.com/Nuclear4Climate?s=20
Linkedin:https://www.linkedin.com/showcase/nuclear4climate/

 

申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdtPoYJDNt7esQ9S9xZLUJHDfxzJC88EGErw1Kt8uyC-o5Jgw/viewform
受付締切:2024年3月13日(水) ※期日を延長しました

 

 

~N4Cについて~
N4Cは、世界中の150以上の原子力協会や原子力学会により、原子力専門家と科学者が結集した草の根イニシアチブです。2015年12月に開催されたCOP21(パリ協定)に向けて立ち上げられて以来、原子力が気候変動の緩和に貢献し、持続可能な社会の構築に大きな役割を果たすという認識を高めるため、多くの政策決定者や公衆と話し合うことを目的として、のポジションペーパーを発信し、COPの場を中心に様々な理解活動を行ってきました。
N4Cは、クリーンで持続可能で豊かな低炭素の未来を実現するというビジョンを持ち、原子力エネルギーと再生可能エネルギーの協調を推進して、2050年までに世界がネットゼロを達成するべく取り組みを加速することを目指しています。

現地取材

  • 山田 敬

    主任。COPへの参加はスコットランド以来、2年ぶり2度目。食べることが好き。

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