原子力産業新聞

カナダでは現在、19基・合計出力1451.2万kWe(グロス)の原子力発電プラントが運転中だ。うち18基が、同国政治経済の中心であるオンタリオ州(人口1,350万)に立地している。
同州は2014年4月、原子力発電設備容量の拡大によって、石炭火力を全廃することに成功した。この脱石炭の達成により、近年、エコモダニストたちがオンタリオを「カーボンフリーの成功例」と指摘し、ドイツの好対照として注目を集めている。
カナダでは新規原子力の動きも活発だ。世界に先駆けてSMRを国内で研究開発/製造/実証することで、世界市場への進出を目指している。
原子力産業新聞では、(取材時はパンデミック前だったが)カナダの最新事情をレポートする。

cooperation