原子力産業新聞
12 つくる責任つかう責任

原子力は
世界のエネルギー需要をまかなうほどの電力を
確実に供給する

原子力の貢献
具体的には
原子力発電は資源を有効に活用しつつ、人々の生活の質を向上させる
  • 責任ある消費と生産により、持続可能な開発目標の全てを達成するのに十分なエネルギー供給をもって、誰もが高度な生活の質を享受できるようにする必要がある。
  • 原子力発電所は、リサイクル可能な原子燃料を利用し、コンパクトなサイトで莫大な電力を供給している。

現在世界で行われている生産・消費パターンの多くは持続可能なものではない。

消費と生産は、全ての人々がそれぞれの目標を実現できる質の高い生活を送れるような形で行われなければならない。現在、何十億もの人々が数十年にわたり、先進国に暮らす人々のような生活を送れずにいる。

原子力はこれに対処する上で既に重要な役割を果たしている。原子力は他のクリーンエネルギーと比べ、発電量あたりの必要な原材料が非常に少ない。また、原子力発電では再処理や革新的な原子燃料サイクルによってリサイクルできる可能性のある燃料を使用し、エネルギー密度の高い電源から大量の電気を生み出すこともできる。

さらに、原子力技術は他部門もより持続可能なものとすることができる。綿は大量の水を必要とすることで知られているが、科学者は原子力技術を利用してより強い綿を開発し、生産量を少なくとも30%増加させた。これにより、必要となる水の量を減らすことに成功した。

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