2022年4月 国内外の主な動き
11 May 2022
【国内】
▽1日 原子力機構・小口新理事長就任、7年間在任の児玉氏を引き継ぐ
▽5日 萩生田経産相が福島第一ALPS処理水の取扱いに関し全漁連と意見交換
▽5日 京大が研究炉「KUR」を2026年までに運転を終了すると発表
▽6日 長崎大が放射線被害者支援に関する政策提言を発表、人材育成にも言及
▽7日 総合エネ調、放射性廃棄物WGを約2年半ぶりに開催
▽12日 第55回原産年次大会が開催、「世界の持続可能な発展と原子力への期待」を基調テーマに(~13日)
▽12日 エネ庁、2022年度冬季の電力需給につき東京圏中心に「予備率3%」を下回る極めて厳しい見通しを示す
▽13日 福島第一、1号機使用済燃料取り出しに向けた大型カバー設置工事開始
▽20日 総合エネ調の革新炉WGが始動、今夏目途の中間取りまとめを目指す
▽22日 原子力機構・三菱重工、高温ガス炉「HTTR」による水素製造実証事業の開始を発表
▽22日 原子力機構「もんじゅ」で原子炉容器内全燃料体の取り出し作業が完了
▽26日 岸田首相が原油価格・物価高騰に鑑みた総合緊急対策を発表、原子力の活用にも言及
▽26日 経団連、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け提言発表
▽27日 規制委、柏崎刈羽の核物質防護問題で中間取りまとめ
▽27日 文科省、福島原子力災害に伴う損害賠償の集団訴訟判決について調査・分析を行う方針を示す
▽27日 東京電力が「復興と廃炉の両立」に向けパートナー企業(IHI、日立造船)と合意、浜通り地域の新規産業創出に向け
▽29日 福島第一ALPS処理水でIAEAが安全性レビュー報告書を公表
▽29日 春の叙勲、元文科相の伊吹文明氏が桐花大綬章
【海外】
▽1日 ウクライナがIAEAに報告:「ロシア軍がチョルノービリ発電所から完全に撤退」
▽4日 欧米の原子力学会、ロシアのウクライナ侵攻で原子力関係施設に対する攻撃や偽情報を共同声明で非難
▽6日 英国の新しいエネルギー供給保証戦略、電力自給の改善で原子力を大幅拡大し2030年までに最大8基を稼働可能に
▽6日 米X-エナジー社、TRISO燃料製造施設の建設に向け、特殊核物質の取扱い申請書をNRCに提出
▽10日 ウクライナがIAEAに報告:「チョルノービリ発電所で2回目のスタッフ交代を3週間ぶりに実施」
▽12日 エストニアでのSMR建設に向け、同国のフェルミ社とカナダOPG社の子会社が協力契約
▽12日 チェコの国営電力、テメリン原子力発電所の燃料調達でこれまでのロシア企業に代わり米仏の2社を選定
▽13日 米国防総省のマイクロ原子炉計画が進展、アイダホ国立研での原型炉建設に向け設計選定へ
▽13日 加SNC-ラバリン社、カナダにおけるモルテックス・エナジー社製SMRの建設に協力
▽19日 「華龍一号」のカラチ3号機がパキスタンへの引き渡しに向けた試験をクリア、正式に営業運転開始へ
▽19日 米エネ省、既存炉の早期閉鎖防止プログラムで原子力発電事業者への政府支援金申請の募集開始
▽19日 ウクライナがIAEAに報告:「一か月以上ぶりにチョルノービリ発電所と規制当局間の電話回線が復旧」
▽20日 脱原子力を予定しているベルギーにエネ供給保証上の懸念 IEAレポート
▽20日 中国国務院、三門、海陽、陸豊の3サイトでWH社製AP1000を含む大型炉の建設を承認
▽22日 米ニュースケール社、SMRの製造・商業化で国内の原子炉鍛造品製造企業連合と協力
▽22日 韓国水力・原子力会社がポーランドに6基の「APR1400」建設を提案
▽25日 斗山エナビリティ社、年内にもニュースケール社製SMRの機器製造を開始
▽26日 IAEA事務局長のチームが27日までチョルノービリ原子力発電所に滞在、要請に基づき機器の搬入や放射線評価を実施したほか、保障措置モニタリングシステムの復旧作業を実施
▽29日 フィンランドのTVO、点検・修理のため7月末に予定していたOL3の営業運転開始を9月に延期
▽29日 ウクライナがIAEAに報告:「ロシアのロスエネルゴアトム社がザポリージャ原子力発電所に専門家を派遣し発電所の機能に関する機密情報を要求」