原子力産業新聞

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高浜2号機が発電再開 3基目の40年超運転へ

21 Sep 2023

関西電力の高浜発電所2号機(PWR、82.6万kW)が9月20日、およそ12年ぶりに発電を再開した。同社の美浜3号機、高浜1号機に続く、国内3基目の40年超運転となる。〈関西電力発表資料は こちら

高浜2号機は、同1号機より丁度1年後となる1975年11月14日に、国内10基目の商業用原子炉としてデビュー。運転開始からの期間は現在、国内で2番目に長い。

高浜1・2号機では、ほぼ並行して新規制基準適合性に係る審査が進行。両機とも、2016年に原子炉設置変更許可に、2021年には再稼働に向けた地元同意に至った。1号機は先行して2023年8月2日に発電を再開し、28日には営業運転復帰。2号機も、テロ対策の「特定重大事故等対処施設」が8月31日に運用を開始したことから、9月15日に原子炉を起動した。

高浜2号機は今後、調整運転、原子力規制委員会による最終検査を経て、10月16日にも営業運転に復帰する。

同機の発電再開により、関西電力では、所有する原子力発電プラント計7基・657.8万kW(美浜3号機、高浜1~4号機、大飯3・4号機)がすべて再稼働(発電再開)した。

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