
海外NEWS
21 Jul 2026
143

リトアニア イグナリナ発電所の炉心解体を国際入札へ
国内NEWS
21 Jul 2026
265

スターライトエンジン 核融合実証炉「FAST」の建設候補地の公募を開始
海外NEWS
17 Jul 2026
434

アルゼンチン 民間主導のSMR計画が明らかに
国内NEWS
17 Jul 2026
1009

「統合イノベーション戦略2026」閣議決定 原子力強化へ
海外NEWS
17 Jul 2026
638

世界初の商業用原子力電源衛星打ち上げ トリチウム利用の超小型電源を実証
国内NEWS
17 Jul 2026
877

JSW 原子力向け部材の生産能力倍増へ
海外NEWS
16 Jul 2026
410

ハンガリー 首都の地域暖房に原子力発電所の廃熱利用に向けて調査へ
国内NEWS
16 Jul 2026
658

AI需要見据え大間発電所の早期工事再開を要望 三ヶ町村協議会

リトアニアのイグナリナ原子力発電所(INPP)の廃止措置を進める国営企業Altraは7月8日、イグナリナ原子力発電所1-2号機(軽水冷却黒鉛減速炉: RBMK-1500×2基、各150万kWe)の炉心解体工事を対象とする国際入札を開始した。契約には、解体工法の設計、規制当局の許認可取得を支援、特殊装置の製造・供給、炉心解体作業、放射性廃棄物の管理までが含まれる。本事業は世界で初めてRBMK-1500を完全に廃止措置する事例となり、国際的にも前例のない大規模プロジェクトとなる。Altraは2027年に請負契約者を決定し、その後、設計・許認可取得を経て本格的な炉心解体に着手する計画だ。原子炉の中心部である炉心(R3ゾーンとも呼ばれる)は、断面が21m×21m、高さが25mの鉄筋コンクリートシャフト内に位置している。黒鉛スタックや周囲の金属構造物、および様々な充填材料(砂、砂利、砕石、スチールショットなど)で構成。2基の原子炉全体で、合計約25,500トンの資材の解体を想定している。資材の大部分は長寿命の放射性廃棄物で構成されており、解体作業は遠隔操作機器を用いて実施。解体プロセスは専門的な技術的知識を必要とし、厳格な原子力・放射線安全要件を満たさなければならない。なお、原子炉シャフトの上部構造および下部構造(それぞれR1およびR2ゾーンと呼ばれる)の解体および除染はAltra自身で実施している。R3解体の契約額は約4億ユーロ(742億円相当)と推定。欧州復興開発銀行(EBRD)が管理するイグナリナ国際廃止措置支援基金(IIDSF)を通じて、欧州委員会(EC)が資金を提供する。入札は、EBRDの電子調達ポータル(ECEPP)を通じて2段階で行われ、第1段階では参加者が技術提案書を提出し、第2段階では価格提案書を提出する。2027年に契約が締結される見込みだ。契約発効日からプロジェクトの完了までに約16年を要すると推定されている。同社は7月1日、発電所の管理区域内で初めて解体工事を開始すると発表した。対象は原子炉建屋ではなく、両機の気水分離機。同発電所の廃止作業の中でも最も技術的に複雑な作業の一つとされている。2024年の国際入札を通じて選定されたウェスチングハウス・エレクトリック・スウェーデンABとウェスチングハウス・エレクトリック・スペイン(S.A.U.)のコンソーシアムと原子力施設の廃止措置に実績のあるスロバキア企業ROBO Piešťanyが作業を開始する。本契約は、スウェーデン、スペイン、フランス、フィンランド、ドイツ、スロバキアの企業やコンソーシアムの参加による国際入札の結果である。気水分離機は長さ約30m、直径約3m、両機に合計8基が設置されており、合計重量は約6,000トン。放射線管理区域内での大規模な国際共同作業の第一歩となる。今後の炉心(R3ゾーン)解体に向けて経験の蓄積が期待されている。イグナリナ発電所は、リトアニアで稼働していた唯一の原子力発電所。1号機が1983年、2号機が1987年から稼働していたが、欧州連合(EU)は、ウクライナのチョルノービリ原子力発電所と同型であるRBMKの安全性への懸念から閉鎖を要求、リトアニアはEU加盟と引き換えに同発電所を2009年までに閉鎖した。同発電所は閉鎖されるまで、リトアニアの電力の70%を供給していた。イグナリナ発電所の廃止措置は即時解体方式を採用しており、原子炉の解体は2043年までに、原子炉建屋の最終的な原状回復を含むすべての廃止措置作業は2050年までに完了を予定している。
21 Jul 2026
143

アルゼンチンのA. ラビエル大統領報道官は7月7日の記者会見で、米企業のマイトナー・エナジー社が12億ドル(約1,940億円)を投じ、首都ブエノスアイレスから約120kmに位置するアトーチャ原子力発電所サイトに出力30万kWeの小型モジュール炉(SMR)を建設する計画を明らかにした。同計画は100%民間資本で資金調達されるもので、同国初の民間資本による原子炉建設となる。J. ミレイ大統領は2024年12月、同国の原子力計画を発表。まず、アトーチャ・サイトに新型SMRを建設して国内の電力需要を賄い、次に国内ウラン資源を開発して国内需要分を満たすとともに、高付加価値の燃料輸出国としての地位確立をめざす。最終的には、人工知能(AI)の普及に伴う電力需要の拡大を見据え、パタゴニア地域の冷涼な土地環境を活かして、アルゼンチンをデータセンターのハブとする構想を掲げている。アトーチャ・サイトに建設されるSMRは、同国リオネグロ州政府所有のハイテク企業INVAPが設計開発した第3世代+(プラス)の「ACR-300」(PWR, 30万kWe)。政府は最終的にアトーチャ・サイトに4基建設し、原子力発電設備容量をほぼ倍増させる計画である。アルゼンチンでは現在、アトーチャ発電所1-2号機(PHWR, 1号機: 36.2万kWe、2号機: 74.5万kWe)、エンバルセ発電所(PHWR単機, 65.6万kWe)が運転中で、原子力シェアは7.3%(2025年実績)。INVAPは2024年に米国でACR-300の特許を取得している。INVAPの米国登録企業ブラックリバーテクノロジー(BRT)(出資比率40%)が米企業アンサリ・グループ(出資比率60%)とともにマイトナー社の共同オーナーであり、マイトナー社はアルゼンチンの国産技術であるACR-300の商業展開・製造に関する権利と特許を共同保有している。アルゼンチンでは、同炉の開発、建設、試運転、運転の各段階で2,000名の直接雇用が創出される見込みだ。アトーチャ・サイトに隣接して、国産のSMR原型炉のCAREM25(PWR, 3.2万kWe)が2014年からCNEA(原子力委員会)によって建設されていたが、2019年に政府の支払遅延や設計変更等により工事は中断。2021年に新たな建設契約の締結により工事は再開され、2022年末時点で77%まで進捗していたが、その後の設計見直し、予算削減と人員削減を背景に、2024年9月から建設工事が再度中断された。現政権は、CAREMの開発・建設で培った技術を基盤に、新型SMRであるACR-300の開発を進めるとしている。国内企業や原子力関連企業と連携して大規模な原子力プロジェクトを遂行できる体制を整え、国内サプライチェーンを強化、将来的にはSMR技術や関連機器の輸出を推進する方針だ。
17 Jul 2026
434

医療や産業向けの原子力電源を開発する米企業City Labsは7月7日、トリチウムを利用した超小型電源を搭載する人工衛星「BOHR(Betavoltaic Orbital High-Reliability)」を、米宇宙企業SpaceX社のライドシェア(相乗り)打ち上げミッション「Transporter-17」で打ち上げたと発表した。City Labs社によると、民間企業が開発した商業用原子力電源を搭載する衛星としては世界初となる。今回打ち上げられたBOHRには、同社が開発した「NanoTritium」と呼ばれる超小型電源が搭載されている。トリチウムが自然に放出するベータ線を半導体で直接電気に変換する仕組みとなっている。発電量は小さいものの、装置を小型化しやすく、長期間にわたり安定して電力を供給できることが特徴だ。衛星はSpaceXのファルコン9ロケットで打ち上げられ、軌道上で電源性能の実証を行う。衛星本体の運用には従来の太陽電池を使用し、NanoTritiumは搭載した実験機器への電力供給に用いられる。宇宙では太陽光が利用できない場面が少なくないことから、放射性同位体を利用した電源が長年活用されてきた。惑星探査機「ボイジャー」は、プルトニウム238の崩壊熱を電気に変える放射性同位体熱電気転換器(RTG)を搭載し、50年近くにわたり稼働を続けている。BOHRは、こうした宇宙用原子力電源を小型衛星向けに応用し、民間利用への展開を目指す。またBOHRは、米連邦航空局(FAA)の原子力打ち上げ承認制度を利用した初の商業ミッションとなった。打ち上げに必要な安全審査を経て認可を取得したことも、商業利用に向けた大きな前進となる。
17 Jul 2026
638

ハンガリーの首都ブダペスト市で地域熱供給を運営するブダペスト公共事業会社(BKM)は7月1日、ブダペスト工科経済大学と共同で、パクシュ原子力発電所の廃熱をブダペストの地域暖房に利用する可能性に関する調査を開始したことを明らかにした。パクシュ発電所とブダペストの地域熱供給網を結ぶ長距離熱供給パイプラインの技術的・経済的な実現可能性を評価し、将来の投資判断の基礎資料にしたい考え。パクシュ発電所は、旧ソ連時代に建設されたロシア製PWR=VVER-440、各50万kWe級×4基構成の同国唯一の原子力発電所。1983~87年に運転を開始し、同国の総発電電力量の約5割を供給している。公式運転期間の30年を超過したため運転期間が20年延長され、同サイトに隣接して建設中のパクシュⅡ(ロシア製VVER-1200, 各120万kWe×2基)に順次リプレースしていく方針。発電所が所在するパクシュ市では1980年代から発電所の熱を地域暖房に利用しており、その実績を広域利用に発展させる構想である。原子炉で発生する熱の一部は発電に利用されず、冷却水を通じてドナウ川へ放出されている。今夏の欧州を襲う熱波により、パクシュ発電所では6月末~7月上旬にかけて、河川の水温に関する環境規制への対応から出力制限を行っている。BKMによると、ブダペストの地域暖房システムの冬季ピーク需要は約100万kWtで、夏季においても家庭用温水の熱需要は約10万kWtある。パクシュ発電所から発生する熱(温水)は、地域暖房用の輸送パイプライン約125kmを経由し、年間を通じて首都のニーズの大部分を提供できる可能性があるとしている。過去数十年の間に熱供給パイプライン技術は大きく進歩しており、熱損失は最小限に抑えられ、プロジェクトの経済性に実質的な影響を与えることはないという。また、再生可能エネルギー発電の割合の増加に伴い、国内の電力系統の制御が課題となる中、余った電力を温水などの熱に変換して蓄えるなど、高い柔軟性と蓄熱能力を備えた地域熱供給システムが電力系統の需給調整になると指摘している。このパイプライン構想が実現すれば、ドナウ川の水温上昇の抑制や電力系統の安定化に加え、CO₂排出量の大幅な削減や、天然ガス輸入依存(輸入ガスの74%がロシア産)の緩和が期待されている。また、パクシュとブダペストを結ぶパイプライン沿線の都市の地域熱供給システムや産業用需要家の接続も可能であり、エネルギー効率と経済効率の向上が見込まれている。BKMは、近年の夏季高温による原子力発電所の運転への影響やエネルギー安全保障の重要性の高まりを背景に、本構想が「今まさに検討すべき段階にある」としている。予備的な試算では、本構想の実現により、年間約3億㎥の天然ガスの輸入を代替すると予測している。調査は今年第4四半期に完了予定。
16 Jul 2026
410

米ホルテック・インターナショナル社は7月2日、ミシガン州南西部にあるパリセード原子力発電所(PWR, 85.7万kW)の運転再開プロジェクトが大きな節目を迎えたと発表した。主要な改修・更新工事はすべて完了し、現在は保守点検や各種試験、検査、運転準備など最終段階の作業へ移行。運転開始に向けた仕上げのフェーズに入ったとしている。ホルテック社は、長期にわたり安全かつ安定して運転できる準備が整った時点で運転再開すると説明しており、具体的な運転開始予定日は示していない。最終段階において、タービン・発電機を大規模点検・補修後にターニングギアで低速回転させる段階への移行、新型燃料取扱機の据付・試験完了などを達成。また、原子炉圧力容器の検査、原子炉容器上蓋の重要機器の交換、原子炉冷却系の配管内部の化学洗浄や腐食防止処理、蒸気発生器の熱交換管の補修と内部洗浄、新燃料の受入れ・検査に加え、運転員の再教育・再資格取得など、運転再開に必要な重要工事や準備を完了した。当初は2025年末~2026年初めにかけて送電開始を予定していたが、大がかりな工事により運転再開は遅延している。今後は運転指令センター(OCC)が中心となり、安全な起動に向けて、24時間体制で残る試験や確認作業を進めていくとしている。米原子力規制委員会(NRC)は2025年7月、技術審査を完了し運転再開に必要な主要許認可および規制措置を承認したが、原子炉を起動するには、最終的な試験や点検、保守を終え、NRCの検査・監督により、すべてが安全基準を満たしていると確認される必要がある。パリセード発電所は1971年に営業運転を開始。2022年5月の永久閉鎖後、翌6月に当時の所有・運転者であったエンタジー社からホルテック社に売却された。当初は廃止措置を前提とした取得だったが、脱炭素化の動きや新たに電力販売契約が成立したことなどにより採算性の見通しが立ち、方針を転換。ホルテック社は運転再開に向けた整備作業を進めるにあたり、米エネルギー省(DOE)から最大15.2億ドル(約2,400億円)の融資保証や州政府の支援を受けている。NRC委員や超党派の議員代表団も視察に訪れるなど、運転再開への関心も高い。ホルテック社は、すべての連邦規制要件と業界基準を満たしたうえで、運転再開を目指すとしており、このプロジェクトは米国初の商業炉の運転再開事例として、今後のモデルケースになると期待を示している。
15 Jul 2026
556

スウェーデンの先進炉開発企業であるブリカラ(Blykalla)社は6月29日、同社が開発する鉛冷却型の先進モジュール炉(AMR)の導入に向けて、日立エナジー社と長期的な協業の可能性を検討する覚書を締結した。ブリカラ社の先進的な原子炉技術と、日立エナジー社の電化、系統連系、エネルギー業界向けソフトウェアの専門知識を組合わせ、電気および系統連系の最適化を共同で進めていく。本協業では、系統接続およびネットワーク統合の概念設計、発電所内電気系統の設計、建設・運用に向けたデジタルツールの導入に重点に置き、日立エナジー社は自社ソリューションを小型モジュール炉(SMR)向けの標準ソリューションとして組み込んでいきたい考え。ブリカラ社のJ. ステッドマンCEOは、「日立エナジー社は当社技術の市場展開を支える重要なパートナー」と述べ、両社はそれぞれの強みである原子炉技術と電気インフラ向けソリューションを組合わせ、持続可能で安全かつ強靭なエネルギーシステムへの移行に貢献すると強調。データセンターやエネルギー集約型産業などへの脱炭素のベースロード電力の供給を通じて、産業の成長を支えたいとしている。ブリカラ社が開発を進めるAMRは鉛冷却高速炉「SEALER(5.5万kWe)」。小型のモジュール設計を採用し、出力拡張にも対応する。同社は、独自開発したアルミニウム添加鋼材により、液体鉛環境下での耐腐食性を向上させたとしている。鉛冷却方式については、高い冷却性能や柔軟な立地対応が可能で、産業施設との併設にも適すると説明している。首都ストックホルムの北約200kmに位置するノルスンデット(Norrsundet)に、同国初となる「SEALER」を6基、合計33.0万kWeの商用発電所を建設予定。
14 Jul 2026
478

インド原子力省(DAE)は6月27日、タミルナドゥ州のカルパッカムにあるインディラ・ガンジー原子力研究センター(IGCAR)において、高速増殖試験炉(FBTR, 4万kWt/1.32万kWeのナトリウム冷却ループ型高速増殖炉)の原子炉熱を利用した、銅-塩素(Cu-Cl)熱化学プロセスによる世界初となる水素製造施設を開設した。同施設は、ムンバイのバーバ原子力研究所(BARC)が独自開発したCu-Cl熱化学プロセスを実証するための技術実証設備であり、原子炉から供給される高温のプロセス熱を利用して、水素を製造する。Cu-Cl熱化学プロセスは、比較的低い温度(約500℃)で運転可能で、熱効率にも優れることから、有望な水素製造技術の一つとされている。原子力由来の熱を直接活用することで、従来の化石燃料を用いた水蒸気改質法に比べて温室効果ガスの排出を抑え、大規模なカーボンフリー水素の生産につながる可能性があるとしている。なお、原子力を利用した水素製造技術には、米国のナインマイルポイント原子力発電所で実証されている水電解法や、日本では高温ガス炉を用いるISプロセス法((ヨウ素(I)と硫黄(S)の化学反応を利用して、900℃の熱で水を分解・水素を製造。電気を介さず、熱だけで水を分解できるため、高効率に水素を製造。))の研究・実証が進められている。本施設は、BARCとIGCARが共同で研究開発、設計、機器製作、据付、試運転を進めて完成したもので、今後は運転データの蓄積やプロセスの最適化を進め、将来的な商業規模への展開を目指す。DAEのA. K. モハンティ長官は、原子力は安定した脱炭素電源であるだけでなく、高温熱源として水素製造を支える重要な役割を担うと強調。本施設はインドのエネルギー安全保障や脱炭素化、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩であるとの認識を示した。
13 Jul 2026
916

ポーランドの小型モジュール炉(SMR)開発・投資会社であるシントス・グリーン・エナジー(SGE)社は7月1日、英国内の3か所に米GEベルノバ日立ニュークリアエナジー社(GVH)製のSMR「BWRX-300」(BWR, 30万kWe)を14基導入する計画を発表した。パートナーにはGVH社のほか、韓国の建設大手であるサムスンC&T社(サムスン物産)、英建設会社Laing O’Rourke、加建設会社Aecon Group、Google Cloudなどが参画する。SGE社は、英政府が今年2月に発表した、国内で民間主導の革新炉技術の開発・商業化を支援する枠組み「先進原子力フレームワーク(Advanced Nuclear Framework)」の下で、合計出力420万kWeのフリート展開計画に対する支援を申請した。同社によると、導入により英国の電力需要の11%を供給し、少なくとも60年間にわたり、推定約800万世帯分の電力需要を賄う。今回の申請に合わせ、SGE社は英国を拠点とする専任のプロジェクト実施主体「SGE SMR UK」社を設立した。SGE社は、3サイトに計14基を配備する計画で、最初のサイトに6基のBWRX-300を設置し、その後、さらに2サイトへの展開を予定している。BWRX-300をめぐっては、加オンタリオ州でオンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社がダーリントン新・原子力プロジェクト(DNNP)サイトで建設中。2025年12月、英国で初めて建設される炉型を対象とした設計認証審査である包括的設計審査(GDA)のステップ2(実質的な技術評価段階)を完了した。SGE社は、英国を高度な技能を持つ人材や強固な産業基盤を有し、次世代原子力の導入を主導する、欧州有数の有望市場と位置づけている。2050年までに最大2,400万kWの原子力発電設備容量の導入をめざす英国で、フリート展開により建設・工程リスクを低減し、市場参入を図る考えだ。また、2026年11月には、英政府が有望な民間主導の先進原子力プロジェクトを登録する「先進原子力パイプライン(Advanced Nuclear Pipeline)」に組込まれ、2027年上半期までにサイト選定および政府支援スキームに関する交渉の完了を見込む。その後、約1年以内に大規模な投資やサイト整備、許認可取得作業を開始し、2034年に初号機の営業運転開始を予定している。なお、本プロジェクトは、民間資金を活用し、差金決済取引(CfD)が導入される見込みで、運転開始前に消費者に費用負担は発生しないとしている。SGE社は2019年に設立された中東欧地域のSMR事業開発会社で、BWRX-300の標準設計にも共同出資している。欧州の6か国以上でパートナーシップやプロジェクトを展開中で、旗艦プロジェクトはポーランド・エネルギー大手のPKNオーレン社との合弁企業オーレン・シントス・グリーン・エナジー(OSGE)社の主導により、ポーランドで実施されている。同国中央部ブウォツワベク(Włocławek)、南部のスタビ・モノフスキエ(Stawy Monowskie)、南東部のスタウォワ・ヴォラ(Stalowa Wola)の3地点で開発が進められており、このうち、ブウォツワベクで最大6基を建設し、2032年に初号機の運転開始を想定している。6月末、OSGE社はエネルギー大臣に対し、これら3地点での計14基のBWRX-300の建設に向けて、CfDによる国家補助を申請した。OSGE社は、最終的に国内に26基を建設する計画である。
10 Jul 2026
993

英ロールス・ロイスSMR社は6月26日、イングランド中部のダービーシャー州にある工業都市ダービーに約1,200万ポンド(約24億円)を投じ、製造開発拠点「Pioneer Works」を開設すると発表した。欧州でのSMR(小型モジュール炉)展開を支える製造基盤の強化が目的。同施設は同社初の製造開発センターであり、英国、チェコ、スウェーデンで進めるSMR建設プロジェクトの実施に向けて、専門的なエンジニアリング・製造工程を確立し、精密組立や先進的な試験を実施する中核拠点となる。Pioneer Worksは、一次冷却系や高い品質管理が求められる機器の製造・組立技術、試験手法を開発・検証する施設として運用される。ここで製造プロセスを事前に確立・検証することで、実際のSMR建設時のリスクと作業量を低減。従来の現地中心の建設方式から、工場で効率的に製造、現地で組立するモデルに転換し、ロールス・ロイスSMR社の量産モデルを支える役割を担う。同施設では、燃料や放射性物質は扱わない。なお、同社は今年5月には、原子炉設備(Nuclear Island)の主要機器のサプライヤーとして、チェコのシュコダ(Škoda)社と韓国の斗山エナビリティ(Doosan Enerbility)社と契約しており、国際分業により、欧州でのSMR事業の展開を加速する考えだ。同施設は2026年第4四半期の稼働開始を予定しており、高度なエンジニアリングや溶接、試験、精密組立、製造開発などの分野で約40の高度技能職の長期雇用の創出・維持が見込まれている。また、次世代の技術者育成を目的とした同社初のトレーニングセンターとしても機能し、将来のSMR建設を担う人材の育成を進める方針。さらに、同施設はシェフィールド大学先進製造研究センター(AMRC)内にある既存の「EXPERI」施設と連携し、設計・試作からモジュール製造・組立まで一貫した開発体制を構築する。ロールス・ロイスSMR社は、英国初のSMR導入を目指す英政府から優先権者に選定され、同社製SMR(PWR, 47万kWe)×3基の建設を北ウェールズのウィルヴァで計画。また、英政府系機関Great British Energy – Nuclear(GBE-N)と今年4月、SMR導入に向けた技術設計契約を締結している。さらに同月には、チェコ電力(ČEZ)とテメリン・サイトに隣接して建設するSMRプロジェクトの先行作業契約(Early Works Contract: EWC)を締結。サイト固有設計や許認可準備など、初期エンジニアリング作業を実施している。スウェーデンでは、新規建設のプロジェクト会社ビデバーグ・クラフト社が今年6月、英ロールス・ロイスSMRの採用を決定し、リングハルス発電所サイトの近隣に3基の建設に向けて詳細な計画策定を進めている。
09 Jul 2026
597

中国の広東省恵州市で7月4日、中国広核集団(CGN)の太平嶺(Taipingling)原子力発電所2号機(PWR=華龍一号「HPR1000」、112.6万kWe)が送電を開始した。広東・香港・マカオ大湾区初となる「華龍一号」採用の原子力発電所である。国家核安全局(NNSA)は2019年12月、同1-2号機の建設許可を発給。2号機は2020年10月に着工。先月6月25日に初臨界を達成している。今後、一連の試験を経て性能をさらに検証し、2026年下半期の営業運転開始を予定している。年間90億kWh以上の発電が見込まれている。1号機は、今年4月に営業運転を開始している。太平嶺原子力発電所プロジェクトでは、3期に分けて建設が進められ、最終的に6基の華龍一号を建設する計画。総投資額は1,200億元(約2.8兆円)を超えると見込まれている。太平嶺サイトでは、3号機が2025年6月、4号機が2026年5月にそれぞれ着工した。華龍一号は、中国が独自開発した第3世代炉で、別名「HPR1000」。中国の主力輸出炉としても位置付けられている。中国核工業集団(CNNC)が輸出したパキスタンのカラチ原子力発電所2-3号機で稼働しているほか、2024年末にはチャシュマ5号機が新たに着工している。
08 Jul 2026
548

ドイツの親原子力NGOであるNukleariaは6月25日、自身のウェブサイトにドイツの元原子力発電所の所長や原子力専門家らが、F. メルツ首相、K. ライヒェ経済・エネルギー相、キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)のJ. シュパーン院内総務に宛てた共同書簡の全文を公開した。書簡の中で、ドイツの脱原子力政策は戦略的な誤りだったとする政権幹部の見解や最近の世界的な原子力回帰への潮流も踏まえ、国内の原子力発電所の運転再開の後押しを要請している。共同書簡は同国のタブロイド新聞BILDで報じられたもの。署名には、原子力発電所の計画や建設、運転、安全に関して数十年の経験を持つ、エムスラント、ビブリス、フィリップスブルクの元原子力発電所の所長や責任者、経験豊富な原子力技術者、科学者らが連なる。彼らは書簡の中で、最近閉鎖された原子力発電所の運転再開は技術的観点から可能であり、合理的であると主張。運転再開がドイツに再び競争力のある産業用電力価格を提供し、供給の安定性を強化すると同時に、気候目標を支える機会になるとみている。既存プラントの改修と運転再開は国内での原子力産業基盤の維持に加え、小型モジュール炉(SMR)や核融合などの将来の技術との互換性に不可欠であると指摘している。さらに、同様のドイツ設計の原子炉がスペイン、スイス、オランダ、ブラジル、アルゼンチンで稼働・建設中で、関連するノウハウや経験は維持されており、発電所の閉鎖後も人材や送電網などのインフラなどが残っているため、必要に応じて再整備・拡充可能としている。なお、運転再開の可能性に関する技術的根拠として、米国のエネルギーコンサルタント会社ラディアント・エナジー・グループ社が取りまとめた報告書「ドイツの原子炉運転再開: 実現可能性と展望」を参照したと紹介。同報告書では直近に閉鎖された原子力発電所の運転再開の実現可能性やスケジュール、収益性を検証しており、Nukleariaも報告書の作成に協力している。報告書では、「ドイツにおける原子力の段階的廃止は不可逆的だと言われているが、それは事実ではない」と明言、閉鎖された14基の原子炉について設備の状態や運転再開費用、必要期間を評価した。その結果、閉鎖が直近の5基は約41~50か月で運転を再開でき、最初の運転再開は2031年頃に可能と分析している。最適なプラントでは、発電コスト(LCOE)は平均約37ユーロ/MWhと試算。既存設備や一部の人材・インフラを活用できるため、新設よりも安価かつ迅速に電源を確保し、政府による補助金を必要とせずに国際競争力のある電力価格の実現が可能であり、運転再開は投資対象としても魅力的なものになると分析している。また、設備の近代化や場合によっては、出力増強したうえで数十年にわたる運転継続ができ、将来的な大型炉やSMR、核融合開発に向けた人材・産業基盤の形成にもつながると主張。さらに、ドイツ国民の大多数がエネルギーミックスにおける原子力発電の維持を支持していると強調している。一方で、運転再開の実現には政治判断が不可欠であるとし、原子炉の解体が進む前に解体作業を一時停止し、原子力法の改正や規制手続きの見直しが必要であるとしている。運転再開の実現性やコスト、法制度上の課題について今後も政府機関や独立した研究機関による検証の必要があるものの、技術的・経済的に実現可能であり、政策転換があれば比較的短期間で実現できると結論付け、その決定は、解体による損傷を避けるために速やかに下すべきと勧告している。2000年、当時のG. シュレーダー政権はドイツの原子力発電の段階的廃止を決定。2011年の福島第一原子力発電所事故後、A. メルケル首相は原子力発電所の段階的廃止を再確認した。2022年、O. ショルツ政権は冬季のエネルギー供給不足を乗り切るために3基(エムスラント、イザール2、ネッカー2)の短期間の運転期間延長を決定し、2023年4月には全閉鎖、脱原子力政策が完了した。以後、ドイツでは太陽光や風力などの再生可能エネルギーの発電能力の不安定さ、ウクライナ問題や中東情勢に起因する石油・ガスの供給不安、エネルギー価格の高騰を踏まえ、原子力への復帰が合理的かどうかについて繰り返し議論が続いている。2026年3月、パリで開催された原子力エネルギー・サミットで、欧州委員会(EC)のU. フォンデアライエン委員長は、欧州が信頼性の高い廉価な低排出電源である原子力に背を向けたのは戦略的な誤りだった、と述べた。ライヒェ経済・エネルギー相も、脱原子力の選択は戦略的誤りであったと同月末の米国での国際会議で発言。メルツ首相も過去に、脱原子力の選択は重大な誤りであったとの見解を表明、今回のEC委員長の発言に個人的に同意はしつつも脱原子力の決定を今から覆すことはできないとし、エネルギー政策の最適化に取り組んでいくとの意向を示した。共同書簡は、エネルギー供給の安定性や競争力、ドイツの産業拠点としての地位をめぐる議論が新たな勢いを得ている時期に提出された。「脱工業化が続くか、原子力発電が再び手頃で信頼性が高くクリーンな電力を供給するかは政治判断の問題」として、政府に対し、経済的にも技術的にも、現実的かつ合理的な運転再開の必要性を訴えている。
08 Jul 2026
734

経済協力開発機構(OECD)の原子力機関(NEA)は6月3日、「原子力エネルギー見通し:2050年以降の世界の設備容量」(Nuclear Energy Outlook: Global Installed Capacity to 2050 and Beyond)を発表した。本報告書は、世界の原子力プロジェクトの動向を俯瞰したうえで、既設炉の長期運転(LTO)、大型炉の新設、小型モジュール炉 (SMR) の導入の現状と見通しを整理するとともに、2050年までの世界の原子力発電設備容量の拡大可能性を4つのシナリオで分析している。報告書は、ロシアによるウクライナ侵攻以降のエネルギー安全保障への関心の高まりや各国の脱炭素政策、電化やデジタル化に伴う電力需要増を背景に、原子力が再び各国のエネルギー・産業政策の中心に位置づけられつつあると指摘。加えて、AIやクラウドサービスの普及を背景に拡大するデータセンターなどの新たな産業需要家が、安定的な低炭素電源・熱源として原子力に関心を強めていることも、今後の市場環境を左右する要因の一つとして挙げた。報告書で示された主なポイントは、以下のとおり。2050年の原子力発電設備容量を4シナリオで分析世界の原子力発電設備容量は現在約4億kWeで、このうち約78%をOECD加盟国が占める。報告書は2050年までの設備容量について、低位シナリオ(Low Scenario)で3.47億kWe、現状推移シナリオ(Current Trends Scenario)で6.19億kWe、野心的シナリオ(Ambitious Scenario)で8.83億kWe、変革シナリオ(Transformative Scenario)で13.24億kWeに達すると試算した。COP28で表明された「原子力3倍化」目標1を上回るのは、4つのうち変革シナリオのみとしている。変革シナリオでは、米国の「2050年までに原子力発電設備容量を現在の規模から4倍化する」目標や、インドの「2047年までに1億kWeを導入する」との目標を織り込んだうえで、既設炉のLTOや大型炉の建設加速、SMRの大規模展開を前提としている。一方で、このシナリオを実現するには、これまでの実績を大きく上回る導入ペースが必要になるとも指摘。特に、OECD諸国では、プロジェクト遂行能力や産業基盤、資金調達のいずれにおいても、大幅な能力向上が求められると強調した。既設炉の長期運転が2040年見通しの鍵報告書によると、OECD諸国では2040年までの運転期間延長認可を取得していない原子力プラントが5,000万kWeを超える。1970~80年代に建設された既設炉が多く、今後のLTOの判断が、世界の原子力発電設備容量の将来見通しを左右すると分析した。また、運転期間を60年、さらには80年まで延長できれば、安定した低炭素電源を維持しながらエネルギー安全保障の強化につながるほか、大規模な代替電源を短期間で確保する必要も回避できると指摘。さらに、多くの炉型では設備改修や保守により技術的な大きな支障なく長期運転が可能であり、LTOは利用可能なクリーン電源の中で最も低コストな電力供給手段だとしている。新設の重心は非OECD諸国へ移行2025年時点で、建設中・計画中・提案中の新規原子力プロジェクトは計3.13億kWeに達し、その55%を非OECD諸国が占める。このうち、建設中の約7,000万kWeでは約80%が非OECD諸国に集中しており、中国だけで3,300万kWe超を占めている。一方、提案段階や将来見込みの案件ではOECD諸国の比率が高く、欧州や北米では近年、政策転換を背景に新規計画が相次いでいる。ただし、こうした計画を実際の建設・運転開始へ着実に結びつけられるかが今後の焦点になるとした。SMR導入拡大には量産体制などが課題報告書ではまた、SMRも4つのシナリオすべてで検討対象としているが、低位シナリオでは実証案件による限定的な導入にとどまる一方、変革シナリオでは、2050年までに世界のSMR設備容量が1.5億kWe超に達する可能性があると試算した。ただし、その実現には大量生産の確立や規制の標準化、需要の集約などが前提となり、こうした条件が十分に整うのは2040年代以降となる公算が大きいことから、2050年までのSMR導入にはなお一定の制約があるとみている。OECD諸国はサプライチェーンと人材基盤の早急な強化が急務また報告書は、OECD諸国では過去25年間に新規建設が低迷したことで、サプライチェーンや人材基盤が弱体化し、今後の原子力導入拡大の制約になっていると分析。変革シナリオでは2030年代半ば以降、同時建設中の原子力発電設備容量が最大3億kWeと、OECD諸国の過去最高水準の約2倍に達すると見込んでいる。また、導入拡大には、志を同じくする国との協力や産業界の連携強化に加え、プロジェクトごとの建設から複数案件を計画的に進める「プログラム方式」への転換が必要と指摘。標準化や経験の蓄積による建設コスト低減につながるとしている。資金面では、OECD諸国の新規原子力向け年間投資額が、過去10年間の平均約120億ドルから、野心的シナリオでは年平均680億ドル、変革シナリオでは年平均1,430億ドルへ拡大し、2030年代には年間2,000億ドルに達する可能性があると試算。世界的な導入目標の達成には、政策公約を実行可能なプロジェクトへ落とし込み、サプライチェーンの強化や資金確保、大規模かつ迅速な原子力導入を可能とする事業実施体制の構築が不可欠だと結論づけている。2050年までに世界の原子力発電設備容量を現在の規模から3倍に拡大する目標 ↩︎
07 Jul 2026
921

核融合発電の実現を目指すスタートアップ、スターライトエンジンは7月15日、2030年代の発電実証を目指す「FAST(Fusion by Advanced Superconducting Tokamak)」プロジェクトについて、実証プラントの建設候補地の公募を開始した。民間が主導する核融合発電実証炉の候補地を全国公募する取組みは国内で初めてとなる。 FASTは、京都フュージョニアリングがプロジェクトリーダーを務める産学連携の核融合発電実証プロジェクト。トカマク型を採用し、2035年の運転開始、2038年の発電実証を経て、2040年代の商用化を目指す。スターライトエンジンは、同プロジェクトを推進するため2025年に設立された。 公募の対象は都道府県と政令指定都市で、募集期間は10月15日まで。公募後は自治体との対話や現地調査などを経て選定を進め、2028年までの候補地決定を予定している。2025年から日本立地センターを通じて実施した予備的調査では、すでに17の広域自治体が関心を示しているという。 また同社は同日、設立以来初となる資金調達を実施し、第三者割当増資により17の企業・団体から総額60.6億円を調達した。FASTプロジェクトは2025年11月に概念設計を完了しており、今回調達した資金は、工学設計フェーズにおける研究開発のほか、サイト選定・規制対応、サプライチェーン構築、人材・組織体制の強化などに充てる。 今回の資金調達には関西電力グループのK4V Vital Platform Fundも参加した。関西電力の桑野理・執行役常務は、「将来の電源のゼロカーボン化を見据えた探索の一環として、フュージョンエネルギーに関する知見の獲得や技術開発への協力に取り組む」とコメントしている。
21 Jul 2026
265

政府は7月14日、「統合イノベーション戦略2026」を閣議決定した。「統合イノベーション戦略」は、科学技術・イノベーション基本計画に基づき、2018年以降毎年作成されている年次戦略で、環境変化や施策の進捗状況を踏まえて、特に重点を置くべき施策が示される。同計画の6つの柱である、①知の基盤としての「科学の再興」、②技術領域の戦略的重点化、③科学技術と国家安全保障との有機的連携、④イノベーション・エコシステムの高度化、⑤戦略的科学技術外交の推進、⑥推進体制・ガバナンスの改革――に沿って、各府省庁の主要な取組みがまとめられている。その中で、原子力に関連する事項として、日本原子力研究開発機構(JAEA)の強化、基礎・基盤研究や大型研究施設の整備・高度化・利活用促進、ANEC(未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム)の原子力研究基盤強化が記載された。JAEAについては、次世代革新炉実現に向け、イノベーション機能強化が盛り込まれた。さらに、人材育成の拠点としてJAEAの関連施設や設備を最大限活用できるようにし、実習機能の拡大等を図って、産学をつなぐハブ機能強化を目指す。また、ANECは、原子力教育研究基盤強化のため、人材育成対象の強化・拡大、運営体制の強化、産業界との連携促進等を行う。加えて、「フュージョンエネルギー」は「国家戦略技術領域」のひとつに位置付けられ、基礎研究から社会実装まで一気通貫での支援が明記された。
17 Jul 2026
1009

日本製鋼所(JSW)は7月13日、2029年3月期までに原子力発電所向け部材の生産能力を2026年3月期比の2倍に拡大すると発表した。原子力向け部材を含む素形材・エンジニアリング事業の売上は、2026年3月期に397億円だったが、2029年3月期には680億円を見込む。同社はこのほど、2024年6月に発表した中期経営計画を見直し、売上高や営業利益の目標を上方修正。それに合わせた各事業の新たな事業戦略も明らかとなった。JSWは原子力発電所で使用される、原子炉圧力容器の部材や、タービンで使用するローターシャフトを北海道の室蘭製作所で製造している。AIの急速な普及などを背景に、国内外で高まる原子力発電向け需要を見据え、人員増強を行い、省人化・自動化も推進しながら、生産体制を強化する。同社は、国際エネルギー機関(IEA)の最新の年次報告書「World Energy Outlook(WEO)2025」で、2050年の原子力発電設備容量見通しがWEO2023比で26%上方修正されたことも、需要拡大を見込む要因の一つとして挙げている。なお、素形材・エンジニアリング事業の営業利益は、2026年3月期の88億円から2029年3月期には160億円を目指す。
17 Jul 2026
877

青森県の大間町、風間浦村、佐井村で構成する「大間原発三ヶ町村協議会」は7月13日、経済産業省の井野俊郎副大臣と会談し、電源開発が建設中の大間原子力発電所(BWR=ABWR, 138.3万kW)の早期工事再開などを要望した。本体工事が15年にわたり中断され、地域経済への影響が続く中、工事の再開に向けた国の支援を求めるとともに、原子力政策の推進を訴えた。要望書では、2050年カーボンニュートラルの実現や今後の電力需要増加に対応するため、優れた安定供給性を持つ原子力の必要性を指摘し、一貫したエネルギー・原子力政策の推進を求めた。協議会は毎年同様の要望活動を行っているが、今年はAIやデータセンター、半導体工場の進展に伴う電力需要の増加を新たに盛り込み、原子力の必要性を訴えた。また、東日本大震災以降、本体工事が中断している大間発電所について、原子力規制委員会による審査の早期進展を支援し、本体工事を早期に再開するための実効性のある施策を講じるよう要望。さらに、原子力施設が集積する下北半島北部では、災害時の避難路確保が重要として、国道279号風間浦バイパスの早期整備に向けた支援も求めた。これに対し井野経産副大臣は、大間発電所について「六ヶ所再処理工場が審査の最終段階にあり、そこで製造されるMOX燃料を活用する同発電所は、国のエネルギー政策にとって重要な発電所だ」と述べ、地元の要望を踏まえながら、安定的なエネルギー供給に向け、審査を含めて取り組んでいく考えを示した。会談後、協議会長の野﨑尚文大間町長は報道陣に対し、「工事の再開とまではいかないが、作業員宿舎の整備など、町民から見ても工事に向けた動きが見え始めている」と話した。本体工事が再開すれば、ピーク時には3,000人規模の作業員が出入りする見込みだという。その上で、「誘致した当時、電源開発は国(の特殊会社)だった。民営化した現在も国策であることに変わりはなく、国には責任を持って取り組んでもらいたい」と強調した。
16 Jul 2026
658

福島県は7月10日、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示などの対象となった12市町村((福島県田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村 ))への移住を促進する拠点「ふくしま12市町村移住支援センター 東京サテライト」を東京都港区に開設した。JR田町駅近くのオフィスビル「ミタマチテラス」内に設置し、首都圏向けの移住相談や情報発信を担う。 ふくしま12市町村移住支援センターは2021年に福島県富岡町に設置された。12市町村への移住者数は2021年度の436人から年々増加し、2025年度は過去最多の975人を記録。移住者の中心は20~30代で、首都圏からの移住者が全体の半数以上を占めるという。 東京サテライトには3人の職員が常駐し、月曜日から土曜日まで、メールまたは電話による事前予約制で移住相談に対応する。あわせて首都圏で企業・団体や大学のキャリアセンターなどとの連携を進めるほか、PRイベントや移住セミナーを開催し、12市町村の魅力や仕事、暮らしに関する情報を発信する。 開所式で、同センターの藤沢烈センター長は、「福島では復興の過程で新しい仕事や挑戦が次々と生まれている。新しいキャリアやチャレンジを求める若い世代の移住者が多いことが特徴」と説明した。 イベントでは、首都圏から移住した3人によるパネルディスカッションも行われた。 南相馬市小高区でクラフトサケを醸造する「ぷくぷく醸造」代表の立川哲之さんは、「地方には仕事がないと思われがちだが、自分も含め、人材不足に悩む事業者は多い。うまくマッチングできれば仕事はあるし、地方だからこそ自己実現につながる仕事も多い」と語った。また、福島の沿岸部には人が住み、仕事があること自体が十分に知られておらず、情報発信の重要性について言及した。 2020年6月の福島復興再生特別措置法改正では、従来の避難者の帰還促進に加え、移住促進や交流・関係人口の拡大が復興施策に位置付けられ、新たな住民の受け入れに向けた取組みが進められている。東京サテライトが、首都圏からの移住ニーズを着実に12市町村へつなぐ拠点となるか注目される。
15 Jul 2026
512

原子力規制委員会(規制委)は7月6日、今年4月の同委員会で決定された「立入検査実施要領」の改正について、説明会を開催した。今回の改正では、RI法で定められている、放射性同位元素や放射線発生装置を取り扱う事業所や原子力施設に対して、事前に通告を行わない立入検査の導入と立入検査実施要領の改善が行われた。規制委は、国際原子力機関(IAEA)の過去2度に渡るミッション(2024年実施のIPPAS、2025年実施のIRRS)で通告を行わない立入検査の実施を行うよう勧告を受けていた。さらに、法令違反の可能性があり、早急に事実関係を確認する必要があった事案が実際に発生したことから、改正に至った。通常の立入検査では実施日の約1ヶ月前にメールや電話で「通告」を行い、日程調整等を行う。一方、事前通告を行わない立入検査では一切の「通告」なく、立入検査開始直前時の文書による「通知」で、初めて事業者は立入検査実施を知ることとなる。今年度対象になるのは、法令違反の可能性があるなど早急に事実関係を確認する必要がある場合のみ。通常時の法令順守の状況、放射性同位元素の管理体制等の業務実態把握を目的として実施される。事前通告のない立入検査はRI法に基づき実施されるため、やむをえない事情がある場合を除いて、拒否や虚偽の陳述などを行った場合は罰則が設けられている。立入検査を実施することで、患者などの生命への影響の懸念や、放射線障害のリスクが高まる場合は、立入検査の開始時刻、検査内容や進め方を調整する場合もあるという。事前に規制委が質問を募集したところ、事前通告のない場合の検査当日の受入体制に関する質問が最も多かった。規制委は、当日施設長等が不在の場合でも、RI等を取り扱う現場を中心に、事業者のありのままの状況を放射線業務従事者などの立ち合いのもと確認出来れば問題ないという回答を行った。また、立入検査実施要領の改善により、今後の立入検査対象事業者の選定は、立入検査の年間計画に基づいて行われることが明確化された。なお、今年度の事前通告なしの立入検査はRI法における許可届出使用者等に対して行われ、登録認証機関等には行われない。来年度以降の対応については、今後策定される年間計画によるという。
14 Jul 2026
697

関西電力は7月9日、日本初の原子力の電力を活用したオフサイト型フィジカルPPA(電力購入契約)実現に向け、需要家や小売電気事業者などの法人を対象とした問い合わせ窓口の設置を発表した。オフサイト型フィジカルPPAとは、発電事業者が電力購入者の敷地外で発電した電力を、一般の電力系統を通じて電力購入者に届ける仕組み。使用電力の脱炭素化に加え、個々の契約にもとづき、価格が固定されるため、市場価格の変動を受けにくく、コストを見通しやすくなる。関西電力はこれまでも同様のPPA事業を行ってきたが、太陽光を中心とするものだった。今回は原子力・水力由来の電力を対象としている。関西電力で現在稼働している原子力発電所は美浜3号機、高浜1~4号機、大飯3-4号機の計7基。関西電力は原子力・水力を活用することで、季節や天候、時間帯に左右されにくい脱炭素電源を調達できることをメリットとしている。問い合わせは専用webフォームで受け付けている。海外では先日、米国の大手電力会社コンステレーション社と小売大手ウォルマート社が、ドレスデン原子力発電所から電力を供給する長期のPPAを締結するなど、PPAをめぐる動きが活発化している。
13 Jul 2026
1085

原子力規制庁(規制庁)は7月7日、公益財団法人原子力安全技術センター及びKDDI株式会社(KDDI)とともに、高耐久スマートフォンを活用した放射線測定データ伝送システムの実証実験を実施すると発表した。原子力災害時のモニタリング体制強靭化を目的に、第1回の耐熱実証を8月に東大阪で、第2回の耐寒実証を12月に泊オフサイトセンター(北海道共和町)で行い、将来的に従来の可搬型モニタリングポストの代替となり得るかを見極める。2024年1月の能登半島地震で、放射線測定自体は行われていたにもかかわらず、通信障害で一部のデータを送信できず欠測が生じたことから、通信の多重化や容易に設置できる代替システムの配備が検討されている。現行の可搬型モニタリングポストは1台約45kgと重く、道路寸断時の迅速な設置を妨げる一因ともなっている。今回のシステムは、小型のサーベイメータ(RadEye PRD ER4J)とKDDIの高耐久スマートフォン「TORQUE(トルク)」をBluetoothで接続する構成をとる。通常はLTE回線で通信し、圏外になると自動的に衛星通信「au Starlink Direct」へ切り替わり、回線復帰時には元に戻る。取得した線量・時刻・位置情報はSMSで送信され、収集サーバを経由して規制庁の「放射線モニタリングプラットフォーム(RAMP)」用に変換・暗号化されたうえで、測定値を公表する「放射線モニタリング情報共有・公表システム(RAMIS)」上でリアルタイムに確認できる。低軌道衛星通信の採用で送信電力を抑えたことで、小型バッテリーでも給電なしに7日間の連続運用が可能。システム重量は従来の約45kgに対し約4kgとおよそ10分の1に軽量化され、通信コストも約4分の1に低減する見込みで、規制庁は「緊急時に最も必要な空間線量を、衛星通信でも確実に送れるよう設計した」と説明。実証実験ではシステム全体として過酷環境で安定的に機能するかを確認し、寒冷地専用バッテリーへの交換や断熱などについても検証する。規制庁は本システムを、モニタリング体制強靭化に向けた複数の対応策の一つと位置付けている。低消費電力で相互に通信するLPWA(省電力広域無線通信)なども並行して検討している。昨年、福井県のLTE圏外地域で衛星通信への自動切替と災害時の通信確保を検証しており、今年度の結果を踏まえ、来年度からの実用化を目指す方針だ。
13 Jul 2026
995

島根県の丸山達也知事と鳥取県の平井伸治知事は7月7日、経済産業省の赤澤亮正大臣に「原子力発電施設等立地地域への財政措置に関する要請書」を提出した。要請書では「原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法(原子力立地地域特措法)の指定対象地域拡大に伴う予算の確保」と「原子力災害時の避難路整備等に対する特別な措置」を求めている。原子力立地地域特措法に関しては、2025年に同法の対象地域が原子力発電所の半径10キロ圏から30キロ圏に拡大されたが、それに伴って必要となる予算を既存の予算に上乗せすることを要求した。島根原子力発電所30キロ圏には鳥取県境港市と米子市も含まれている。避難路整備については、新潟県に対して行われた柏崎刈羽原子力発電所の避難路整備に対する国の支援と同等の措置を、島根地域を含む他の原子力発電所立地地域にも講じることを要請した。赤澤大臣は柏崎刈羽発電所について、福島第一原子力発電所事故後初めて再稼働した東京電力管轄の原子力発電所であり、特別な状況であったと説明しつつも、要請に対して検討を進めることを知事らに伝えた。
10 Jul 2026
471

NATO首脳会合の関連行事に参加するためトルコを訪問した茂木敏充外務大臣は7月7日、マルコ・ルビオ米国国務長官、趙顕(チョ・ヒョン)韓国外交部長官と日米韓外相会合を実施し、小型モジュール炉(SMR)協力に関する日米韓協力覚書(MOC)に署名した。同覚書は、インド太平洋地域を当面の重点地域として、第三国のSMR導入を支援することが目的。SMR導入・展開における原子力産業分野で相互補完的な強みを持つ3か国が、協力や連携を促進するための枠組みを構築し、同一設計の炉を連続的に建設・運用するアプローチ(fleet deployment models)の推進をめざす。これにより、プロジェクトのリスク低減や規模の経済の実現、民間投資促進、許認可プロセスの合理化、サプライチェーンの最適化につながるとしている。米国はこの枠組み支援のため、米国務省が主導する「SMRの責任ある利用のための基盤インフラ(FIRST)」に1,000万ドル超(約16億円超)を新たに拠出する。インド太平洋地域のSMRプロジェクト支援や人材育成のためのSMR地域トレーニングハブの設立に充てられる予定。さらに同日の米国務省の発表によると、米GEベルノバ社、日立製作所、韓サムソンC&T社(サムスン物産) 、およびポーランド・シントス・グリーン・エナジー(SGE)社の4社が、GEベルノバ日立ニュークリアエナジー(GVH)社製SMR「BWRX-300」(BWR、30万kWe) の欧州展開を進めるための協力枠組みで合意した。同省はこの枠組みが、今回の日米韓協力覚書の目標達成に貢献し、官民の連携強化やエネルギー安全保障につながるとしている。
10 Jul 2026
602

ムロオシステムズは7月4日、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・F/S事業)」に、カザフスタンにおける放射性廃棄物管理インフラの高度化に向けた実行可能性調査(F/S)が採択されたと発表した。同社の完全子会社で放射性廃棄物管理などを手がけるNUKEM社が技術実施を担う。同事業は、グローバルサウス諸国での事業化に向け、実行可能性や採算性などを調査する取組みを支援するもの。今回のF/Sでは、カザフスタンにおいて低・中レベル放射性廃棄物を対象に、処理・中間貯蔵・デジタル管理を一体化した統合型インフラの実行可能性を調査する。年間数千トン規模の処理能力を想定した設備構成などについて検討するほか、移動式の汚染土壌修復技術「FREMES」の現地適用可能性についても検証する。デジタル管理では、廃棄物の発生から処理、中間貯蔵までを一元的に追跡・記録する情報基盤を中核に、SCADA(監視制御システム)やAIを活用した異常兆候検知などを組み合わせ、安全性や運用効率の向上、IAEAの保障措置や規制報告への対応強化を図る考えだ。ムロオシステムズは、日本で培ったAIなどのデジタル技術と、NUKEMが持つ放射性廃棄物管理技術の融合をめざす。ムロオシステムズは2025年12月、カザフスタン国立原子力センター(NNC)と使用済み燃料・放射性廃棄物管理分野での協力覚書(MOU)を締結している。今回のF/S採択は、こうした協力関係を具体的な事業化検討へ発展させる取組みとなる。カザフスタンでは電力需要の増加と供給不足が顕在化しており、K.-J.トカエフ大統領は4月15日、2050年までの原子力産業の国家戦略を承認した。同戦略では、2050年までに少なくとも3サイトでの原子力発電所稼働を想定している。同社によると、現地では発電所新設と並行して、放射性廃棄物の処理・中間貯蔵などバックエンド分野のインフラ整備に対するニーズも高まっているという。同社は、原子炉建設ではなく、放射性廃棄物管理分野で同国の原子力導入を支える考えだ。
09 Jul 2026
589

原子力規制委員会(規制委)は6月26日開催の検査制度に関する意見交換会合で、発電所などで規制検査を行う検査官の振る舞いに関する相談窓口を設置するとともに、検査官に求められる振る舞いをガイドラインに明文化する方針を示した。規制委は今年2月に川内原子力発電所所長らとの面談を行った際に、過去の検査官の恫喝ともとれる言い方や、技術的な根拠を示さない振る舞いなどを認め、謝罪していた。相談窓口は原子力規制庁検査監督総括課内に設置予定で、メールで相談を受け付ける。相談を受けた後、検査官や事業者に対する情報収集が行われ、事業者が相談を行ったことに対して報復と受け取られかねない対応を行わないよう、当該検査官にも指導が行われるという。その後、特定された事実に基づいて検査官に対して指導が行われ、改善が見られない場合は配置換えや職務転換などの措置も行われる見込み。さらに、検査官に求められる振る舞いが規制委の検査運用ガイドに記載される。「検査官に求められる振る舞い」という事項が新設され、「事実に基づく独立した技術的判断」と「相互尊重」を全体の方針とし、①事実に基づく独立した技術的判断、②客観性を疑われる可能性のある行為の禁止、③事業者の保安活動への配慮、④事業者との対等なコミュニケーション――の4項目を記載予定。具体的には、検査官の業務は確認した事実関係に基づく法令等への適合の可否であり、法令等への適合の方法を考えるのは検査官の仕事ではないことや、発電所内中央制御室での運転員の業務を妨げないような行動を心掛けること、「最低な」などの極端な形容詞を使って事業者のパフォーマンスを述べないこと、明示的にも暗示的にも事業者に高圧的に接しないことなどが盛り込まれている。同会合では規制委の対応を歓迎する声が多く上がった一方、「良い取組みだが、検査官を委縮させることは避けるべき」といった意見や、米原子力規制委員会(NRC)が発行した、NRC職員の振る舞いや意思疎通に関する資料である「OEDO(Office of Executive Director for Operations) Procedure-0235」を引き合いに出して、「今回の案では検査官の振る舞いについて否定的な表現をしているが、肯定的な表現とすべきではないか」との意見も出た。
08 Jul 2026
837