米ボーグル4号機 営業運転開始
30 Apr 2024
A.W.ボーグル3号機(右)と4号機 ©Georgia Power
米国のA.W.ボーグル原子力発電所4号機(PWR、125万kWe)が4月29日、営業運転を開始した。同機は2月14日に初臨界を達成、3月1日に送電を開始していた。
ボーグル発電所は、3-4号機に米ウェスチングハウス(WE)社製AP1000×2基を採用。両機は米国で30年以上ぶりの新設プラントであり、3号機は2023年7月に営業運転を開始した。
4基すべてが稼働しているボーグル発電所は、合計出力495.8万kWeで全米最大のクリーンエネルギーの発電所となり、年間300億kWh以上の発電を見込んでいる。
ボーグル3、4号機はジョージア州内の4社が共同所有しており、サザン・カンパニーの子会社であるジョージア・パワー社が同プロジェクトに45.7%出資、オーグルソープ電力とジョージア電力公社(MEAG)、およびダルトン市営電力がそれぞれ30%、22.7%、1.6%出資し、サザン・カンパニーの子会社のサザン・ニュークリア社が運転する。