原子力産業新聞

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インド ラジャスタン7号機が初臨界達成

24 Sep 2024

桜井久子

© NPCIL

インド北西部で建設中のラジャスタン原子力発電所7号機(加圧重水炉=PHWR、70万kWe)が919日に初臨界を達成した。

同機は9月9日にインドの原子力規制当局(AERB)の認可を取得後、起動操作を開始、初臨界を達成した。今後、送電開始前にさまざまな試験を実施、AERBの認可を得ながら全出力まで段階的に出力を上げていく。送電開始は年内を予定している。

インド原子力発電公社(NPCIL)は、計16基からなる70万kW級の国産PHWR建設プロジェクトを掲げており、ラジャスタン7号機が運開すると、同プロジェクトではカクラパー3、4号機に次いで、3基目となる。同プロジェクトではラジャスタン7号機を含め4基が建設中、10基が計画中だ。すべて2031年までに運開する予定である。

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