[JAIF] 原産協会メールマガジン
原産協会メールマガジン 5月号
2008年5月26日発行


Index


原産協会組織改編
原子力政策推進活動
柏崎市で高レベル廃棄物処分対話集会−女性職員が初めて講師役に
第3回原子力産業セミナー開催のお知らせ(参加企業募集中)
国際協力活動
ハノイで第3回国際原子力発電展示会、官民が代表団を派遣
第16回環太平洋会議(PBNC)の準備状況(スポンサー募集中)
情報発信・出版物・会合のご案内など
世界の原子力開発の動向についてプレス・ブリーフィング開催
ホームページ・動画の最新情報
原産協会HP(一般向け)の更新情報
動画配信
会員向けHPの更新情報
英文HPの更新情報
原産協会役員の最近の主な活動など
原産協会入会のお知らせ
原産事務局、今年もクールビズを実施
げんさんな人達(原産協会役・職員によるショートエッセー)
原産協会の組織改編

 原産協会は、5月1日より従来の5本部体制を経営企画部門と政策推進部門のもとに6部を設置する体制に改編いたしました。

 各部門および各部の役割を明確にし、ガバナンスを確実に行うとともに、部門を越えた横断的な取組みがより円滑に行えるよう、新体制で業務を開始しております。

<組織体制>

〈各部のマネージャー)

 [総務部]瀬上賢一、[企画部]吉田明雄、[政策推進第1部]野瀬昭博、[政策推進第2部]木下雅仁、[情報・コミュニケーション部]喜多智彦、[国際部]小林雅治

〈各部直通電話〉

 総務部:03−6812−7100
 企画部:03−6812−7101
 政策推進第1部:03−6812−7102
 政策推進第2部:03−6812−7104
 情報・コミュニケーション部:03−6812−7103
 国際部:03−6812−7109

 ※FAX番号(03-6812-7110)、各職員直通番号に変更はありません。


原子力政策推進活動

□柏崎市で高レベル放射性廃棄物処分対話集会―女性職員が初めて講師役に―

 当協会は、高レベル放射性廃棄物処分への理解を深めてもらうため、全国各地で「草の根」対話集会を開いています。5月13日には、エネルギー問題に取り組んでいる女性グループ『くらしをみつめる・・・柏桃の輪』の方々にお集まり頂き、高レベル放射性廃棄物処分に関する対話集会を新潟県柏崎市で開催しました。

 柏桃の輪のみなさんとは、“世代をつなぐ−一緒に考えよう、地層処分”という地層処分をテーマとした冊子を一緒に作成するなどさせて頂いておりますが、今回がこれで4回目の対話集会となります。

 対話集会には、柏桃の輪のメンバーの方々のほか、資源エネルギー庁原子力地域広報対策室や同庁柏崎刈羽地域担当官事務所、原子力安全・保安院柏崎事務所の方々、そして柏崎市元助役やNPO地球感の方々にもご参加頂きました。

 冒頭、資源エネルギー庁原子力地域広報対策室長より、高レベル放射性廃棄物処分の取り組みの現状についてご説明頂いた後、当協会の女性職員が講師役を務め、エネルギーや環境問題から原子力の必要性に触れつつ、同処分の必要性や安全性について、一時間程度説明をしました。説明の後の質疑応答では、“プルサーマルが安全で必要なら、何ゆえ社会の理解が得られないのか”、“サイクルは何回ぐらい回せるのか”等、地層処分以外の質問も多々あり、質疑に準備した120分という時間が足りないくらい、活発な議論がありました。

 懇親会では、“4回も勉強したのだから、今度は自分たちで中学生や高校生に説明してみよう”とか、“処分場調査に応募した自治体の皆さんにも、自分たちが地層処分について感じていることを伝えることができるのではないか”等、前向きなご意見を多数頂きました。また今回講師を務めた原産協会の女性職員には、“初々しくて良かった”、“分かり易い説明だった”等、温かい励ましの言葉を頂きました。

 今回ご参加頂いた資源エネルギー庁の方より、“原産協会と柏桃の輪の皆さんとは、信頼関係が構築されていますね”とのご感想を頂きました。柏桃の輪の方々とは、4回の対話集会を通して、ここまで来ました。今後、この関係をさらに強化するとともに、他の地域の方々ともこのような関係が構築できるよう、努力していく所存です。

□第3回原子力産業セミナー開催のお知らせ(参加企業募集中)

 当協会では、平成20年12月13日(土)に、大学生を対象とした就職セミナー「第3回原子力産業セミナー」を開催します。本セミナーの目的は、原子力産業が今後さらに発展していくためには、優秀な人材の確保が極めて重要であるとの認識から、主に大学生を対象に、原子力産業の存在意義や将来展望をアピールし、働く場としての原子力産業の魅力を提示することです。これまでにご参加いただいた企業からは、本セミナーに参加して複数の学生の採用・内定に繋がっていると伺っています。現在、ブース出展企業を募集しています。

 *ホームページもご参照ください。(http://www.jaif.or.jp

会場風景(前回)

1.開催目的

@原子力産業の存在感と存在意義をアピールします。
 一般の人にとって原子力産業は存在感が薄く、正しい理解が進んでいるとは言いがたいです。そのため、就職活動を通して社会を知ろうとしている学生に対して、原子力産業の理解促進や親近感の醸成をはかることで、社会一般への理解促進の一助にします。
A原子力産業界と学生をつなぎます。
 「売り手市場」と呼ばれる状況の中で、企業が優秀な学生を確保することは容易ではありません。特に原子力産業界では、人材確保が大きな課題です。このため、就職活動中の学生に対して、働く場としての原子力産業の魅力を提示することにより、原子力産業を就職先の候補として意識付けするとともに、企業と学生とが直接話し合う場を提供することで企業の人材確保に役立てていただきます。

2.開催日・場所

日時:平成20年12月13日(土)10:00〜17:00
場所:新宿エルタワー30階「サンスカイルーム」

3.実施内容・参加費用

@参加企業・機関による企業紹介ブース
人材確保や理解促進等PRの場として各企業・機関が自由に使用
※参加費用(会員価格):1ブースあたり30万円
A原子力産業を紹介する講演、展示、資料配布
若手/中堅社員の声、産業の全体像、将来展望、海外事情などを紹介

4.これまでにご参加いただいた企業

(株)アトックス、アレバジャパン(株)、(株)インターナショナルクリエイティブ、(株)オー・シー・エル、関西電力(株)、(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン、原子燃料工業(株)、(独)原子力安全基盤機構、原子力技術(株)、原子力発電環境整備機構、(株)JPビジネスサービス、原電事業(株)、原燃輸送(株)、GEエナジー、新日本空調(株)、中部電力(株)、(株)千代田テクノル、(株)テネックス・ジャパン、(株)テプコシステムズ、(財)電力中央研究所、(株)東京エネシス、東京電力(株)、東芝プラントシステム(株)、東電環境エンジニアリング(株)、東電工業(株)、東電設計(株)、(社)日本アイソトープ協会、 (独)日本原子力研究開発機構、日本原子力発電(株)、日本原燃(株)、(株)日立プラントテクノロジー、三菱電機(株)、三菱原子燃料(株)、三菱マテリアル(株)、(財)若狭湾エネルギー研究センター

5.出展申込方法

募集要項」の申込用紙にてお申し込みください。

前回ポスター
6.出展に関するお問い合わせ

(社)日本原子力産業協会 政策推進第2部 上田、山本
(TEL:03-6812-7104  E-mail:nis2008@jaif.or.jp


国際協力活動

□ハノイで第3回国際原子力発電展示会、官民が代表団を派遣

 5月14日から17日までの4日間、第3回「国際原子力発電展示会」がベトナムのハノイ市において開催されました。日本側からは政府代表団(団長=中野正志・経済産業副大臣)とともに、展示会に合わせて、当協会が事務局となり、民間代表団(団長=伊藤範久・電事連専務理事)を派遣し、今後の日越協力に対して官民合同で協力する姿勢を表明するため、計画投資省、科学技術省、国会科学技術環境委員会などを表敬訪問し、会談を行いました。また、日本連合(電事連、原電、原産協会、東芝、日立GE、三菱重工、JETRO)として同展示会で出展を行いました。

 15日には、中野正志・経済産業副大臣とド・ヒュー・ハオ商工副大臣による原子力協力文書(MOC)の調印式が、商工省において行われました。同文書には、原子力発電開発の準備・計画・推進に関する支援、人材育成、安全法規制の整備、PA支援等の内容が盛り込まれ、ベトナムに対する日本官民共同の原子力協力の枠組みが大きく前進しました。

 同展示会の4日間の総入場者数は約8,000人(主催者発表)で、多数の国会議員、関係者、一般市民等が来場し、成功裏に終了しました。

 同展示会は、「ベトナムの原子力発電所初号機建設に向けて」をテーマとして、同国の科学技術省、商工省およびベトナム商工会議所が主催し、ベトナム電力公社とベトナム原子力委員会が実施機関となり開催されたもので、日、仏、韓、ロ、中、越の6カ国が参加しました。この中で日本連合は、最大の200平方mのスペースに、各種模型、展示パネル等を展示出展しました。

 展示会初日の開会式(=写真上)には、ベトナム側から、キエン国会副議長、ミン国会科学技術環境委員長、フォン科技大臣、タン原子力委員長の他、サイト候補地であるニン・トァン省選出の国会議員らが出席。日本からは坂場三男駐越大使他関係者、および各国の代表が出席し、テープ・カット等が行われました。

 開会式後、日本は場所を移して原子力セミナーを開催し、日本側からは経済産業省、電気事業連合会、メーカーが、ベトナム側からは原子力・再生エネルギー計画先行投資委員会が発表を行いました。参加者は予想を大幅に上回る300名以上となり、大盛況でした。

 また、ベトナム側主催の国際セミナーが16日に開催され、越、IAEA、日、中、仏、韓、ロの各国が講演を行いました。

以上

□第16回環太平洋原子力会議(16PBNC)の準備状況(スポンサー募集中)

 日本原子力学会と原産協会が共同して、本年10月13日(祝・月)〜18日(土)、青森市で第16回環太平洋原子力会議(16PBNC)を開く予定ですが、16PBNC(http://www.pbnc2008.org/)では、会議スポンサーを募集中です。スポンサーは、「プリンシパル スポンサー」、「メジャー スポンサー」、「サポーター」など、スポンサー登録料金とサービス内容によりいくつかの種類がありますので、各社ニーズにあわせてお選びください(http://www.pbnc2008.org/sponsor.html)。

 PBNCは、2年に1回、環太平洋諸国持ち回りで開催されますが、今回は、「持続可能な原子力の将来に向けた環太平洋協力」のテーマのもと、日本の商業原子燃料サイクル基地となり、またITERブローダーアプローチの舞台となる青森で開かれます。内容は、放射線利用、原子力発電のフロントエンド〜バックエンド、人材養成まで幅広くカバーし、国内外から約700名の参加を見込んでいます。日本での開催は、第2回(1978年、東京)、第10回(1996年、神戸)に続き、3回目です。

 16PBNCは、10月13日(月・祝)夕方、ホテル青森での歓迎レセプションから始まり、14日(火)〜17日(金)の4日間、同ホテルと青森市文化会館で、約400編の技術報告のほか、数10編の招待講演を予定しています。また、会期中を通じて、参加者向け施設見学ツアー、さまざまな観光ツアー、交流イベントも予定されています。18日(土)にも施設見学ツアーが予定されています。これらはいずれも、ホームページ(http://www.jaif.or.jp)上で参加登録いただけますので、こぞってお申込みください。

 会議と並行して企業のブース展示も行います。これまでに約20コマのブースがほぼ埋まりましたが、まだ若干の余裕がありますので、ご関心の向きは事務局までお問合せください。

 16PBNCは、名誉顧問の近藤原子力委員長の下、組織委員会(委員長:高橋・東北電力社長)、企画・予算管理委員会(同:松井・日本原子力学会副会長)、技術プログラム委員会(同:岡・日本原子力学会副会長)、運営委員会(同:梅田・東北電力執行役員)を中心に準備が進められています。

 16PBNCの情報はホームページ(http://www.pbnc2008.org/)で提供していますので、ご覧ください。お問合せは、16PBNC事務局(info@pbnc2008.org、原産協会国際部 担当:木藤、電話03-6812-7109、Fax 03-6812-7110)まで。

情報発信・出版物・会合のご案内など

□世界の原子力開発の動向についてプレス・ブリーフィング開催

 原産協会が4月17日に「世界の原子力発電開発の動向2007/2008年版」を刊行したことを受け、4月28日には在京の報道関係者を招き、世界の原子力開発の現状に関する「プレス・ブリーフィング」を開催、9社が出席しました。原産協会では従来から、海外の原子力発電の状況について個別記者への情報提供を行っていますが、今後とも様々なトピックスについて、記者との懇談会やブリーフィングを行っていく予定です。

 最新版の「動向」は、米国やカナダにおける「原子力ルネッサンス」の現状を詳細に述べるとともに、世界の運転中の原子力発電所(435基・3億9,224万kW)や建設・計画中(各43基、53基)のものについて、各発電所へのアンケート調査に基づくデータを詳細に記載しています。

 「動向」の詳細は以下のリンクをご覧下さい。http://www.jaif.or.jp/ja/news/2008/0804doukou.html

ホームページ・動画の最新情報

□原産協会HP(一般向け)の更新情報http://www.jaif.or.jp/

  • 第3回国際原子力発電展示会(於ハノイ)の概要報告(5/23)
  • 「中国四川省の原子力施設」情報(5/23)
  • 中国の地震関係情報 第1報、第2報、第3報、第4報、第5報を掲載(5/22)
  • 原子力関係会議一覧表を更新(5/20)
  • 第3回原子力産業セミナー(12月13日(土)開催)参加企業の募集案内(5/13)
  • 原子力産業協会組織改編のお知らせ(5/1)

□動画配信(Jaif Tv)(http://www.jaif.or.jp/ja/jaiftv/index.html)

  • 第5回 原子力関連ニュースおよび特集「解説:世界の原子力発電開発の動向」(2008/5/15)

□会員向けHPの更新情報 (https://www.jaif.or.jp/member/)

  • わが国の原子力発電所の運転実績(08年4月分)を更新(5/16)
  • 放射性物質の輸送・貯蔵に係る専門委員会第5回委員会議事要旨を掲載(5/9)
  • 会員連絡協議会第4〜5回会合議事要旨を掲載(5/8)
  • 発行済みの原子力産業新聞2007年11月分、12月分を掲載(4/30)
  • 海外原子力情報2008年2月分、3月分を追加しました(4/28)

□英文HPの更新情報 (http://www.jaif.or.jp/english/)

  • Operating Record of NPPs in Japan for April, 2008(5/20)
  • Atoms in Japan (AIJ): 週刊英文ニュース(14本)
原産協会役員の最近の主な活動など
  [服部理事長] 5/5(月)〜17(土)
  • NEI Nuclear Energy Assembly出席(於:シカゴ)
  • ワシントン原子力セミナーで講演「日本の原子力発電の現状と将来〜気候変動問題への貢献〜」(於:ワシントンD.C.)
  • ICONE16・Invited Panel Session-3「Design and Criteria of Seismic Provisions for Nuclear Power Plants」座長(於:オーランド)
原産協会入会のお知らせ
(5月に原産協会に入会申し込みのあった法人)
  • 株式会社 コクゴ
原産事務局、今年もクールビズを実施

 当協会は、地球温暖化防止に果たす原子力の重要な役割を内外に発信し、地球環境面からも原子力を推進していくため、地球温暖化防止に向けた国民的プロジェクト「チーム・マイナス6%」に参加し、クールビズなどの省エネ対策を行っております。

 本年は、6月2日(月)〜9月30日(火)まで、クールビズを実施します。事務局ではこの期間、冷房の温度定を28℃に設定し、職員はノーネクタイの軽装にさせていただきますことをご理解のほどお願い申し上げます。なお、ご来訪の皆様には是非、クールビズでお越しください。



げんさんな人達(原産協会役・職員によるショートエッセー)

日帰り温泉とドライブ

 冬場の私の休日はもっぱら午後辺りからお酒を飲みながらテレビを観て、昼寝などをして過ごすことが多い。寒いし危険だからウィンタースポーツはやらない。私の活動が始まるのは4月からである。草野球が始まり、草野球が無い時は日帰り温泉などに出掛ける。このあいだは檜原村にある「数馬の湯」に行ってきた。この温泉にはこれで5回目だと思う。ここに行く時は車でないと物凄く不便であるが、檜原村には温泉の他にも大小様々な滝や秋川渓谷があり、そこに行くだけで癒されてしまう気がする。また、檜原街道を車の窓を開けて、ゆっくりと走るのも心地よいものである。

 私の檜原村のお気に入りのスポットは、なんと言っても「仏沢の滝」である。駐車場から徒歩15分程で滝壺のところまで行ける。山道も割りと平坦なので家族連れや年輩の方も多く訪れるところである。山道の途中で川遊びもできる。滝の入口には茶店が出ており、簡単な食事も出来るし、夏場はカキ氷なども出している。

 残念なのはお酒が飲めないことである。(日本酒党)


◎「原産協会メールマガジン」2008年5月号(2008.5.26発行)

発行:(社)日本原子力産業協会 情報・コミュニケーション部(担当:喜多、八十島)
東京都港区新橋 2-1-3 新橋富士ビル5階
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e-mail: information@jaif.or.jp
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