日印原子力協力協定の国会承認を歓迎する

2017年6月7日

一般社団法人 日本原子力産業協会
理事長 高橋 明男

本日、昨年11月に日印首相により署名された日印原子力協力協定が国会で承認されたことを歓迎する。
本年4月の当協会の年次大会において、インド原子力発電公社(NPCIL)のシャルマ総裁より、自国における積極的な原子力開発計画を進めるにあたり、日本の高い技術力やものづくり力への期待が示されたところである。
本協定が発効することにより、平和利用を前提に、わが国が長年にわたり培ってきた高度な原子力関連技術や高品質の機器などが、わが国から輸出が可能となり、インドの原子力発電の安全性向上や電力の安定供給に貢献できるものと考えられる。また、発電量の大半を石炭火力に依存しているインドの電源の転換が進み、温室効果ガスの排出量削減にも貢献できると期待される。
当協会は、日印協力を含め、引き続き各国・地域と二国間および多国間の協力を通して、安全性向上など世界の共通課題の解決やわが国の産業界の国際展開に資する活動を進める所存である。

以 上

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