[原子力産業新聞] 1999年11月18日 第2013号 <5面> |
専門新聞協会・フェスティバル竹村健一氏が講演本紙加盟の日本専門新聞協会(高橋時春理事長)は、10月19日、第52回新聞週間にあたり、東京都内で「日本専門新聞大会フェスティバル」を開催、専門新聞として社会の期待に応えていく決意を示すとともに、著作権法百年記念協賛行事として文化庁後援によるパフォーマンス「著作権どっちが正しいで笑」を行い、著作権の重要性をアピールした。 当日は、第1部「時局講演会」、第2部「パフォーマンス」、第3部「式典」、第4部「懇親パーティー」のスケジュールで進められ、このうち時局講演は、評論家の竹村建一氏を講師に迎え、「これからの日本」と題して行われた。竹村氏は、バブル崩壊後から今日までの政府の経済施策にふれながら、「92年のバブル崩壊時の宮沢総理以下、実現できないでいた金融再生法案が昨年10月に通ったことから、これからの日本は上昇方向にあり、99年度は1%程度のプラス成長に戻るだろう。しかし3%成長でないと借金は返せない。これからは民間の力で成長に導かなければならないが、その主となる産業は情報通信産業だ」と強調した。 式典では、はじめに入沢大会運営委員長が開会宣言したあと、高橋大会会長が「ミレニアムを明年に、新世紀を再来年に控え、世界は情報通信革命により新しい社会構造を生み出そうとしている。われわれ専門新聞は、これまで以上に高度情報化に取り組み、自ら経営革新を図るとともに各分野の指針となる生きた情報、役立つ情報を迅速に発信することこそが使命であることを改めて決意するものだ」と挨拶した。繍いて林田文化庁長官、日本音楽著作権協会の小野清子理事長からも、専門新聞の発信する情報の重要性に触れる祝辞が贈られた。
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