[原子力産業新聞] 1999年11月25日 第2014号 <1面> |
[プルサーマル] 東電、柏崎刈羽3号機、2001年に変更決定東電、地元に正式通知東京電力が柏崎刈羽3号機(BWR、110万キロワット)での開始を計画しているプルサーマルについて、同社は18日、同計画の開始を2001年に変更することを決定し、地元自治体である新潟県、柏崎市、刈羽村にその旨を伝えたことを明らかにした。 東電は今年度開始予定の福島第1・3号機に続くプルサーマル第2段として、柏崎刈羽3号機での開始を当初は2000年度と予定し、3月には県、市、村からの事前了解を得るなど計画を順調に進めていた。しかし東海村・JCO施設での臨界事故を受け、地元からMOX燃料装荷時期を2001年に延期する要望が出され、東電は「プルサーマル計画をご了解いただいた地元のご意向を尊重する」観点から、今回の装荷延長を決定した。 なお、今後の柏崎刈羽3号機におけるプルサーマルについて東電は、「今後とも地元の方々をはじめとする皆様のご理解をいただきつつ、必要な諸準備を行っていく」としている。
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