[原子力産業新聞] 1999年11月25日 第2014号 <3面> |
[パキスタン] チャシュマ原発が完成パキスタン国内で2基目10日付けでパキスタン原子力委員会(PAEC)が伝えたところによると、同国で2番目の原子炉であるチャシュマ原子力発電所(32万5,000キロワット、PWR)がこのほど完成した。 PAECは中国との協力協定に基づいてチャシュマ原発の建設工事を92年2月に開始。主契約者の中国核工業集団公司(CNNC)は中国初の原子炉として上海近郊で稼働する秦山1号機を原型に、さらなる改良を加えた機器をチャシュマ原発に導入したほか、同建設プロジェクトヘの財政支援も行っている。同炉では現在、規制当局による最終安全分析報告書(FSAR)の審査が実施されており、これに続いて燃料の装荷認可が下りるのを待っているところ。遅くとも来年3月までには国内の送電網に接続される予定だ。
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