[原子力産業新聞] 1999年12月2日 第2015号 <1面>

[原産] 第33回原産年次大会、準備委が初会合

来年4月26日開幕、今世紀最後の大会に

日本原子力産業会議は来年4月26日から28日の3日間、東京都千代田区の東京国際フォーラムで第33回原産年次大会を開催することにしているが、11月25日に同準備委員会(委員長・森嶌昭夫上智大教授)の初会合を開いた。

来年の大会は、JCO事故について重点的に取り上げられることになりそうだが、今世紀最後の大会であり、来るべき21世紀を見据えながら原子力を取り巻く諸情勢の変化を捉え、気候変動枠組み条約締約国会議の動向や国内での電力自由化の流れなども踏まえ、地球環境や将来の社会に対する原子力の意義や役割について、長期的かつグローバルな観点からの討論などが考えられている。

準備委では来年1月の第2回会合で基調テーマ、各セッションテーマ、発表書などの検討を行い、3月予定の第3回会合で最終プログラムを決める予定。準備委員長ほかの準備委員は次の通り。

秋元勇巳三菱マテリアル社長▽川村隆日本電機工業会原子力政策委員会委員長▽久米均中大教授▽近藤駿介東大大学院教授▽住田裕子氏(弁護士)▽舘野之男元放医研特別研究官▽中島篤之助原子力問題情報センター代表理事▽東邦夫京大大学院教授▽帆足養右朝日新聞論説委員▽南直哉東電社長▽オブザーバー=中澤佐市科技庁長官官房審議官、藤冨正晴通産省エネ庁官官房審議官、天野之弥外務省軍備管理・科学審議官組織審議官。


Copyright (C) 1999 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM,INC. All rights Reserved.