[原子力産業新聞] 1999年12月2日 第2015号 <3面> |
仏コジェマ、豪州の研究炉で、使用済燃料の再処理契約を締結11月16日付けの報道でフランス核燃料公社(COGEMA)がオーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)所有の研究炉からの使用済み燃料で再処理契約を結んだことが明らかになった。 両国間の放射性物質の移転に関する一般協定の条項に基づき、研究炉の使用済み燃料集合体1,300体がコジェマのラアーグ再処理工揚で再処理されることになったもの。コジェマの説明では、両国は最近になって使用済み燃料の輸送に関する特別な取決めを交わしたとしており、再処理後の廃棄物は今回の契約およびフランス国内法の規定に従ってオーストラリアに返還する計画だ。 ANSTOの研究炉はニュー・サウス・ウェールズのルカス・ハイツ研究所内にある1万キロワットの炉で、2005年には同研究所近郊のサイトで新たに完成予定の、一層大型の研究炉に更新されることになっている。
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