[原子力産業新聞] 1999年12月9日 第2016号 <3面> |
スウェーデン・ヴァッテンフォール社、独ハンブルク電力の株式を取得スウェーデン国営電力のヴァッテンフォール社はこのほど、ドイツのハンブルク市が所有していたハンブルク電力(HEW)社株のうちの25.1%分を購入することになったと発表した。 この声明はドイツのバーデン・ビュルテンブルク州政府がエネルギー・ビュルテンブルク(EnBW)社株25.1%の売却先としてフランス電力公社と交渉を開始した直後に発表された。ヴァッテンフォール社は同市が所有する残りの株25.1%についても同市と共同所有する協定を締結したとしており、これまでHEW社株の21.8%を握っていたシドクラフト社に打撃を与えた。ヴァッテンフォール社はドイツの原子力発電会社株の過半数を所有する最初の外国資本となった。同社はHEW社株25.1%に17億独マルク(約970億円)を支払うほか、HEW社の残りの株式も将来同じ価格で買い取ることを検討中だと伝えられている。 同社では今回の株取得を「ドイツの電力市場に参入するための大きな一歩」と評価している。
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