[原子力産業新聞] 1999年12月23日 第2018号 <3面> |
[チェコ] テメリン1号機、1年半後の完成控え運転員の訓練開始建設作業が佳境に入り、2001年5月の営業運転開始が予定されているチェコのテメリン原子力発電所1号機(97万2,000キロワット、PWR)で、運転員の本格的な訓練が今月から始まった。 今回の訓練では運転制御室の機能から運転寿命までも含めて、同炉の数学的なレプリカとも言える本格的なシミュレータを使うことになっており、通常運転時の制御方法や緊急時の対処方法などが教育される予定。同炉のディスプレイを模したシミュレータでの訓練はすでに6月に完了している。 同国ではドコバニ原子力発電所で44万キロワット級のVVERが4基稼働しているが、倍近い出力を持つテメリン1号機は事案上同国で初の大型炉となる。
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