[原子力産業新聞] 2000年1月5日 第2019号 <2面> |
[福井県] MOX燃料疑義で調査と改善策を復位県知事、安全委に要望福井県の栗田幸雄知事は12月17日、原子力安全委員会の佐藤一男委員長に対して、関西電力が高浜発電所4号機で予定しているプルサーマルに使用する8体のMOX燃料体のうち、4体のデータに疑義があることがBNFLから報告があった点について、「安全委として、このような事態に至った経過を明確にし、徹底した改善策を示すなど、県民の信頼向上に最大限の努力を示す」よう要望した。 この問題については、同県は関電に対して4号機用MOX燃料8体全てについて使用しないよう申し入れしている。要望では、今回のデータ疑義が燃料集合体が完成した後判明するなど、発注者としての受注メーカーに対する組織的な品質管理が十分に機能していなかったとし、国としても発注者を基本とした品質管理に係わる安全規制の強化に努めるよう求めた。
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