[東芝テクノサービス] 「線量計付き時計」販売

東芝電力放射線テクノサービス(湯浅嘉之社長)はこのほど、腕時計に放射線量測定器を組み込んだ「リストサーベイメーター腕時計式線量計」の販売を始めた。カード式やペンシル式のポケット型の線量計は数多いが、腕時計式は世界でも初めてという。

この線量計付き腕時計は日付・時刻・アラーム・ストップウオッチ・防水等の時計としての機能を持ち、それに加えて、１．線量率・線量の表示と記憶、２．線量アラーム−を備え、時計を腕にはめながら作業し、いつでも線量や積算線量率を確認できる。また赤外線インターフェースで簡単にコンピュータに接続可能で線量管理もできる。なお線量計は、１．測定対象はガンマ線、２．使用検出器はガイガーミュラーカウンタ検出器(GM管)、３．線量率測定範囲0.001〜5,000ミリSv／時、４．線量測定範囲は0.001〜9999ミリSv−の機能を持つ。

定価9万8,000円(税別)、3月までに500個の販売を目標にしている。問合わせは同社営業部(電話 045-770-2216)まで。