[原子力産業新聞] 2000年2月17日 第2025号 <2面>

[JNF] 新たな決意で船出

 BWR用燃料を手掛けている米GE、日立、東芝の3社が1月に設立した国際燃料合弁会社「グローバル・ニュークリア・フユエル社」(GNF)の日本拠点となる新「日本ニユクリア・フユエル」(JNF)の設立披露パーティが10日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれ、電力・メーカーなど関係者約200名が列席し設立を祝った。

 GNFは3社が共同して原子燃料の営業・設計・開発・製造の市場競争力の向上を目指して設立したもので、日本側の拠点は旧JNFが組織を一新して引き継いでいく。

 パーティの席上、挨拶に立った待場浩JNF社長は、近年、原子燃料の性能と価格の競争の時代に入ってきたとの厳しい認識を示し、新JNFは(1)BWR燃料・関連サービス分野で世界一の会社となる(2)株主に対する価値を最大限高める(3)従業員のために、高い目標を掲げ、安全で法に則した働きがいのある職場を作るとともに、地域共生を進めグローバル化を図る――との決意を述べた。


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