[原子力産業新聞] 2000年2月17日 第2025号 <2面> |
[核不拡散政策研] 「核問題」シンポ開催原子力平和利用・核不拡散政策研究会主催による国際シンポジウム「21世紀の原子力平和利用と核問題――人類の智恵の結集と挑戦」が3月9、10日の両日、東京都千代田区のルポール麹町(麹町会館)で開催される。原子力平和利用と核問題に関する理論的、基本的考え方について取りまとめを行い、21世紀の原子力のあり方について国民の理解と関心を一層高めるとともに、国際社会に我が国の考え方を発信する基盤形成に役立てようというもの。専門家から一般の人々まで幅広い層を対象に200〜300人の参加者を見込んでいる。 同シンポジウムでは、パネル討論を中心に、(1)核不拡散の理念とその実現(2)冷戦終結に伴う負の遺産の後始末と核問題(3)核不拡散と原子力平和利用の接点(4)核不拡散に係わる国際的枠組みと日本の役割と貢献(5)「21世紀における原子力平和利用推進と核不拡散のための行動計画」核不拡散の国際的提言についての議論――の5つのセッションを設けている。参加者も質疑応答や討論に参加できる構成。講演およびパネリストには、日、米、露、仏、英、中国、韓国、インド、パキスタンの専門家を予定している。参加費は無料。参加申込み締切りは25日。問合せ・申込みは日本原子力産業会議・政策企画本部(電話03−3508−7927)まで。 |