[原子力産業新聞] 2000年2月24日 第2026号 <1面> |
[NSネット] 来年度からピアレビューJCOの臨界事故を受けて、昨年12月に発足した原子力業界全体で安全向上をはかる初の民間団体「ニュークリアセイフティネットワーク(NSネット)」の活動の中心となる「ピアレビュー」調査は、来年度初めに燃料加工メーカーからスタートすることとなった。 これは電気事業連合会の太田宏次会長が18日の会見で、4日に開かれたNSネットの初理事会に言及した際に明らかにしたもので、理事会では組織や会計規則などが決められたほか(1)来年度始めよりピアレビューを燃料加工会社からスタートさせる(2)会員企業の役員・事業所長級を対象にしたトップセミナーの開催(3)「安全キャラバン」の実施(4)ホームページの開設−などが承認されたという。 ピアレビュー」とは、NSネット会員が相互に事業所を訪問し合い、お互いに評価を行う制度。NSネットの数多い活動の中にあって、中心的なものとされている。 |