[原子力産業新聞] 2000年3月2日 第2027号 <1面>

[日本原燃] 返還固化体、5回目無事終了

 日本原燃、関係電力各社らは2月23日、欧州から青森県六ヶ所施設への返還ガラス固化体の輸送が同日完了したことを明らかにした。昨年の4月に続き通算5回目。

 輸送船の接岸から陸揚げ・陸送を経て、六ヶ所村原燃高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターへの受入れまで約8時間を要した。受け入れ数量は104体で輸送容器4基分。

 所有電力会社は、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、九州電力5社。これまでの受け入れ累計は272体となった。

 今回の固化体返還を受けて、竹内哲夫原燃社長は関係者らに対し感謝の意を述べるとともに、今後行う検査・測定、貯蔵ピットヘの収納に当たっては、安全に万全を期して取り組むとコメントした。


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