[原子力産業新聞] 2000年3月16日 第2029号 <2面> |
[米国] インディアンポイント2号機、SGから少量の蒸気漏れ2月15日に米国ニューヨークの北25マイルに位置するインディアンポイント原子力発電所2号機 (97万5,000kW、PWR) の蒸気発生器から少量の蒸気が漏れたが、自然放射線レベルを超える放射能が発電所内および周辺環境から検知されることはなく、警報は24時間以内に解除された。 米原子力エネルギー協会 (NEI) の解説によると、4基あるSG の1つから漏れた蒸気はほんの数秒間タービン建屋の外に出たものの、対流によって格納区域内に押し戻されたという。同発電所を運転するコンソリディテッド・エジソン社も、「冷却システムを減圧し、原子炉温度を200度C以下に下げることによって炉を冷態状態に安定させることができた」と説明している。
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