[原子力産業新聞] 2000年4月13日 第2033号 <2面> |
[科技庁] 廃棄物シンポを今年も開催科学技術庁は3月23日、放射性廃棄物処分への取り組みについて国民が関心を向け、広く議論することを目的とした「放射性廃築物シンポジウム」を、今年度も引き続きこれまで開催していない地域を中心に、より密に住民参加型で展開していくことを明らかにした。 このシンポは、高レベル廃棄物などの処理処分に向けた報告書がまとめられたのを受けて、これらについて国民の理解を得る必要から、国の施策の説明を土台にして、原子力委構成員、開催地の識者、ジャーナリスト、一般住民らによる討論を行うもの。 同庁が原子力委部会に報告したところでは、昨年度は広島、青森、鹿児島、千葉・柏崎(テレビ会議システム利用)、松山で開かれ、マスコミ報道等も相まって、廃棄物処分に関する情報公開・議論喚起、行政の透明性維持の場として有用だった。これらを一層進めていくため、今年度は@従来開催していない地域を中心に、15〜20か所で開催A開催形態や運営方法の多様化Bマスメディアの積極的活用による、無関心層へのアプローチの強化等C広報ツール(パンフレット等)−を目指す考えだ。
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