[原子力産業新聞] 2000年5月25日 第2039号 <2面>

[IPCC総会] 森林等の吸収源に関して報告書承認

地球温暖化防止の観点から森林等がCO2の削減にどの程度貢献できるかなどを盛り込んだ「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)吸収源特別報告書」が、1日から8日までカナダのモントリオールで開かれていた第16回IPCC総会で承認された。

報告書によると、89年からの10年間で年間7億トン程度の吸収源による純吸収が見込まれるとしている。さらに、今後、吸収源活動を推進するための積極的な政策が採られた場合、先進国全体のCO2吸収量は2010年時点で森林管理で年間1億トン、耕作地管理で7,500万トンがあるとの試算を示している。


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