[原子力産業新聞] 2000年7月13日 第2046号 <3面>

[米NRC] 原発の運転認可移転を承認

 米国原子力規制委員会(NRC)は先月、オイスタークリーク原子力発電所(65万kW、BWR)の運転認可をGPU社の子会社からアマージェン・エナジー社に移すことを承認した。

 英国のブリティッシュ・エナジー社が50%出資するアマージェン社に米原発の運転認可が移されるのは、スリーマイルアイランド1号機、クリントン原子力発電所に次いでこれで3例目。両社はすでに昨年11月、オイスター炉を1,000万ドルで取引きすることに同意していた。

 しかし今年1月、反原子力団体の原子力情報源サービス(NIRS)が、アマーシェン社の財政的な側面や原子力経験の程度、廃炉費用調達能力などについて疑問を提起。これらについて審査したNRCは5月に「問題なし」との結論を下したとしている。


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