[原子力産業新聞] 2000年7月20日 第2047号 <2面> |
[会見] 平沼通産相、相次ぐ増設合意で立地の前進を歓迎平沼赴夫通産大臣は14日、閣議後の会見で、記者団からの「臨界事故後初めての増設同意が出されたそうだが」との質問に対し、「わが国にとってエネルギー問題は避けては通れないもの。21世紀にこの国の経済を安定軌道に乗せて、さらに発展を期していくためには、原子力エネルギーは避けては通れない重要なテーマと思う」と、原子力の必要性を強調。 さらに同相は、「(原子力の)問題に関しては、安全性を最重要な問題として、さらに住民の皆様方の同意をきちんと確保するという、その前提は一番まもらなければならない問題だ」とした上で、「島根3号機の問題で、電源開発基本計画への組み入れについて同意する旨の回答があったということは、私どもとしては歓迎すべきことと思う」「泊に関しても、知事の(事実上の容認という)意見の開陳があったということも、今の通産省の基本的な考え方の中で、歓迎すべきことと認識している」と述べ、立地の前進について、大臣として歓迎の意を表明した。
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