[原子力産業新聞] 2000年7月20日 第2047号 <3面>

[米国] 来年度原子力予算案が下院通過

 米議会下院は6月28日、9億3,400万ドル(約1,000億円)の原子力関係予算を含む217億ドル(2兆3,200億円)の2001会計年度のエネルギー・水資源歳出法案を407対19で承認した。同法案は休会明けにも上院で審議される。米国エネルギー省(DOE)の原子力エネルギー研究イニシアチブ(NERI)では要求額を下回ったものの今年度並みの2,250万ドル(約24億1,000万円)が認められたほか、原子力発電所合理化計画(NEPO)には要求額全額の500万ドル(約5億3,500万円)が配分されている。ユッカマウンテンにおける使用済み燃料処分場計画には今年度予算より6,200万ドル多い4億1,300万ドル(約442億円)が承認された。このうち2億1,300万ドルが放射性廃棄物基金から、残りは軍事用放射性廃棄物の処分勘定からの配分となる。

 審議では、NERI予算を削除して再生可能エネルギー研究開発に回そうとする修正得動議も出されたが、票決の結果356対71で否決されている。


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