[原子力産業新聞] 2000年7月27日 第2048号 <4面> |
[原子力学会] 2000年秋の大会を9月に青森で開催日本原子力学会は9月15日から17日までの3日間、「2000年秋の大会」を青森市の青森大学で開催する。 同大会では、(1)総論(2)放射線工学と加速器・ビーム科学(3)核分裂工学(4)核燃料サイクルと材料(5)核融合工学(6)保健物理と環境科学−の6分野から770件の応募発表および、ICRP の最近の活動や原子力における規格基準の動向と標準委員会の発足、FBR サイクルの実用化戦略調査研究 (フェーズI)の状況、オメガ計画の今後の進め方などについて総合報告が行われるほか、市民公開による特別講演と招待講演を予定。特別講演では、「暮らしの中の放射線利用」をテーマに医療分野や遺跡物検査などへの利用について講演される。また招待講演では冒頭、木村守男青森県理事の挨拶も予定されており、核融合炉研究と JTER、わが国の地層処分についての講演のほか、三内丸山遺跡に秘められた古代ロマンやエネルギーフロントとしての青森県に関する講演も行われる。 同大会ではこのほか、核データ・炉物理特別会合や学生企画セッションも設けられている。同セッションでは、新時代の原子力ネットワークについての講演や魅力ある学会の姿をめぐり学生会員による討論会も行われる。 同大会の参加費 (予稿集1冊含む) は、正会員5,000円、学生会員3,000円、非会員8,000円 (学生4,000円)、シルバー会員無料。但し、市民公開による講演は無料。また、大会終了翌日の18日は見学会2コース ((1)三内丸山遺跡ほか(2)原燃六ヶ所) を予定している。問合せは、同学会 (電話 03-3508-1261) まで。
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