[原子力産業新聞] 2000年8月3日 第2049号 <2面> |
[原安協] 安全総合発表会を開催へ原子力安全研究協会は8月24、25日の両日、第33回「原子力安全研究総合発表会」を東京都千代田区平河町の都市センターホテルで開催する。 今回は、(1)原子力施設の定量的安全目標をめぐって(2)原子力防災の展望 (JCO 臨界事故の教訓を踏まえて) −を主要テーマに、定量的安全目標策定に向けての考え方やリスク・コミュニケーションの観点からみた定量化の意味・効用等について理解を深めるとともに、原子力災害対策特別措置法の制定・施行による新たな枠組みの中での情報伝達や意志決定の適用方法・課題等について討論し、原子力防災の充実に向けて今後の方向性を展望しようというもの。 1日目のプログラムは、「わが国の原子力安全目標の策定に向けて」(松浦祥次郎原子力安全委員長)、「耐震設計における安全目標の考え方」(神田順東大院教授)、「安全目標とリスク・コミュニケーション」(吉川肇子慶応大助教授) の講演および、『原子力施設の安全確保活動と定量的安全目標』をテーマとしたパネル討論を行う。座長は近藤駿介東大院教授。 2日目は、「原子力防災の一義的な目標とは」(沼宮内弼雄放射線計測協会相談役)、「JCO 臨界事故と原子力防災対策」(青木芳朗原子力安全委員長代理)、「原子力防災新法 (防災指針改訂の動きを含む) 」(能澤正雄高度情報科学技術研究機構顧問) の講演および、『原子力防災の充実に向かって』と題したパネル討論を予定。座長は能澤氏。 参加登録は8月15日まで。参加費 (講演論文、消費税込み) は、1万1,000円。 問合せ・申込みは、同協会 (電話 03-5470-1985) まで。
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