[原子力産業新聞] 2000年8月3日 第2049号 <3面> |
[台湾] 龍門発電所工事、順調に継続中台湾原子力委員会によると、建設計画継続の是非について審査が続けられている龍門原子力発電所サイトでは、7月6日現在も通常どおり作業が行われている。 台湾では今年3月、これまで野党だった民主進歩党の陳水扁政権が発足。選挙時の綱領として反原子力の立場を表明していた同党は現在、龍門発電所の建設を継続するか否かについて複数の専門家から成る再評価委員会で審査しているところだ。会合は6月16日以降毎週開催され、審議の模様はテレビでも放映されたという。 同委の報告書は9月末にも公表される予定だが、発電所の建設作業は差し当たって滞りなく順調に進められている。これまでのところ、14億2,000万ドル (1,550億円) 相当の工費で原子炉建屋と管理棟の基台が概ね完成。プロジェクト全体の作業進捗率は31%となっている。
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