[原子力産業新聞] 2000年8月24日 第2051号 <3面>

[ロシア-アルメニア] 原子力平和利用で協定締結へ

ロシア原子力学会が3日に伝えたところによると、ロシア政府は原子力の平和利用でアルメニアに協力する協定案を承認した。

非軍事目的に限られた両国の協力分野は、(1)新規原子力発電所の設計、建設、および運転(2)原子力発電所の安全性、技術および経済性の改善(3)原子力発電所用燃料の供給(4)原子炉内の材料や取リ替え用部品、機器の製造と供給(5)核物質の計測管理を含めた使用済み燃料その他の放射性物質の貯蔵と再処理(6)環境保全(7)双方が同意したプログラムによる人員訓練(8)専門家および科学者の交換(9)医療、工業、農業分野における核物質と原子力技術の利用(10)発電電力の輸出(11)原子力科学技術分野における基礎研究および応用研究−など。

アルメニアでは現在、旧ソ連時代に建設された40万8,000kW の PWR 1基だけが稼働している。


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