[原子力産業新聞] 2000年10月12日 第2058号 <1面>

[鳥取西部地震] 島根発電所は異常なし

6日午後1時30分ごろ、中国地方を中心に西日本で非常に強い地震があり、鳥取県境港市と日野町で震度6強を観測した。気象庁によると、震源は米子の南約20キロ、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード (M) 7.3と推定されている。

震度6強の強い地震に見舞われた鳥取県境港に近い島根県鹿島町にある中国電力の島根原子力発電所1,2号機はこの日、定期点検中のため2基とも運転を停止していた。中国電力が設備を調査した結果、設備の損傷や人的被害はなかった。

なお、気象庁は今回の地震を「平成12年 (2000年) 鳥取県西部地震」と命名。地震の規模は、1995年1月の阪神大震災のM7.2を上回る。


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