[原子力産業新聞] 2000年10月19日 第2059号 <2面>

[原子力の日] 記念ポスター決まる

鹿児島の中学生の作品に

科学技術庁と通商産業省は10日、「原子力の日」の広報活動の一環として公募していた2000年度「原子力の日」ポスターの審査結果を発表した。

子供部門 (小学生まで)、一般部門を合わせた応募総数4,314点の中から、最優秀賞 (通産大臣賞) を受賞し、ポスターに選ばれたのは、鹿児島県の中学3年生・飯隈洋一さんの作品。「原子力は管理さえしっかりしていれぱ、すごくいいと思う。『クリーンなエネルギー』というのがとてもいい」という制作意図で描かれたという。また、惜しくもポスターには選出されなかったものの、子供部門の最優秀賞 (科技庁長官賞)には、山梨県の小学5年生・嶋田修一郎さんの作品が選ばれた。審査委員長を務めたグラフィック・デザイナーの永井一正氏は、「両部門ともに優しい癒しのような作品が最優秀賞となり、「静かな生活」が表現されているのが特徴。その生活の中にも原子力があり、動物や植物と一緒に生きていくという優しさがあふれている」と評している。

通産大臣賞を受賞した飯隈さんの作品は、「明るいね。あったかいね、原子力。」というキャッチフレーズを入れて「原子力の日」のポスターとして全国の主要新聞や駅に掲出されるほか、全国の小、中学校、図書館等に送付される。

優秀賞、佳作入選者名 (敬称略)

[子供部門] ▽優秀賞=柏倉拓也 (小学1年) ▽佳作=永井美宇 (小学5年)、永野誉玲 (小学1年)、田山久瑠実 (小学6年)、堀江将生 (小学5年)。

[一般部門] ▽優秀賞=植田洋子 (会社員) ▽佳作=武田知子 (学生)、伊藤立尚 (フリーター)、石井稔 (アルバイト)、坂上理恵 (主婦)。

[学校参加特別賞] 大阪府和泉市立国府小学校6年2組。


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