[原子力産業新聞] 2000年10月19日 第2059号 <3面>

[米国] 2001年度原子力予算が通過

米議会・上院は2日、原平力関係予算が含まれている2001会計年度 (2000年10月〜2001年9月) のエネルギー・水資源開発法案を57対37で可決した。下院はすでに9月28日に同法案を301対118で通過させているが、今回、同法案にはミズーリ川の水位調節禁止事項が追加されていることから、これに反対しているクリントン大統領が拒否権を行使することが予想されている。

同法案ではネバダ州ユッカマウンテンでの高レベル廃棄物処分プログラムを含む「民生用放射性廃棄物計画」に合計4億100万ドル (約430億円) が配分されているほか、次世代型炉の研究費450万ドル (約5億円) を含めた原子力技術開発費には750万ドル (8億円) が割当てられている。また、原子力研究イニシアチブ (NERI) に3,500万ドル (約38億円)、原子力プラント合理化プログラム (NEPO) には500万ドル (5億3,500万円) の予算がついた。


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